PTクルーザーは、改めて考えてみても、実に“今風”のクルマである。
いいのは“個性的でありながら実用性も高いこと”だ。今ときのクルマ選びで大多数のユーザーが考えるのは「いかに手頃な価格で実用的なクルマか」だろう。そうしたニーズに適うからこそ、日本のミニバンがファミリーカーの事実上のスタンダードとなった。
が、一見すると“遊び系”にも見えるPTクルーザーが、実は要件を満たしているのである。価格こそ200万円オーバーとなるものの、それでもベースモデルの車両本体価格は250万円を切っているので、これはポピュラーな欧州車のCセグメントクラス並だ。
さらによくよく見ればPTクルーザーは、さり気なくミニバン風のパッケージングを採用している。なので人がしっかりと乗ることができて、さらにバンパーレベルから開く扱いやすいバックドアも備えるので、ミニバンないしはステーションワゴンに匹敵する実用性も備える。こうなると、実用前提のクルマ選びのなかで、選択肢からあえて外すのも、かえって不自然に思えるほどだ。
そんなPTクルーザーが2005年モデルに切り替わった。ポイントは搭載エンジンが従来の2000ccから2400ccへと排気量アップを果たしたこと、さらにハイパワーな2400ccターボを搭載したGTが追加されたこと、など。GTについては、2005年1月からのデリバリー開始とされている。
そんな最新PTクルーザーに乗ってみた。するとまず体感できたのは、動力性能にグンと余裕が増した点だった。従来の2000ccに対しパワーで5kW(6ps)、トルクで26Nm(2.6kg-m)の向上を果たしているが、発進時や再加速時の“出足”がより力強くなったことは明らか。なので、従来型よりも理屈抜きで走りやすくなっている。
また乗り味も、これまでよりなめらかさが増した。より重厚な印象になっており、フラット感、落ち着き感もより感じられるようになった。またPTクルーザー登場時の初期モデルではボディの剛性感に物足りなさを覚えたものだが、その点でも改善が施されたようにも受け止められた。
細部では球形シフトノブの内装色化や、内装色の一部変更、バックドアラッチの電磁式化なども改良ポイント。心弾ませてくれる“キャラ”は色褪せていないし、相変わらずチャーミングなクルマといえる。
※ クライスラー PTクルーザー 2.4の
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※ クライスラー PTクルーザー 2.4の
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