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試乗レポート

ジャガー XF

車内&装備乗ってみると?

 新しくあることがジャガーには似合わないと思う。そんな風潮がある。どこまで古典的であれば満足するのか逆に聞きたいくらいだが、とにかくジャガーには枯れていて欲しいようだ。そんな、ステレオタイプなジャガーファンなら卒倒するだろう。XFのインテリアは革新的である。ウッドやレザーといったマテリアルとその仕立てに凝るのがジャガーの伝統である。そこさえ外さなければデザインがどれだけ変わろうと“らしさ”は守られる。とはいえ、デザイン先行ではだめだ。機能重視でなければならない。このあたりの、伝統と革新を見事に両立したインテリアであると言っていい。

 非常にすっきりとしたインテリアの眺めだ。特にエンジン始動前のダッシュボード周りの景色は、壁収納を駆使したモダンなリビングルームといった風情である。あたりにゆっくり視線を巡らせれば、赤く明滅するボタンが目に入る。ドックンドックンと心臓の鼓動のように明滅している。エンジンスターターの演出だ。ボタンを押すと、円筒形のドライブコントローラー(ATシフトレバーの代わり)がせりあがってくる。ダッシュボードにもエアコンルーバーが反転して現れるという演出がある。“壁収納”の効果は満点だ。7インチタッチパネルで扱いのいいDVDナビシステムが標準で備わる。テレビもつくが残念ながら地上デジタル放送には非対応。SV8にはBowers&Wilkinsサウンドシステムも備わる(他グレードにはオプション)。

ジャガー XF
レザーやウッドを生かしつつこれまでのジャガーにないアルミ素材を組み合わせ、伝統的な高級感とスポーティさを演出
ジャガー XF
効率的なパッケージングで広い室内には、革シートが標準採用される
ジャガー XF
青色のインテリア照明、指の動きを感知してライトなどを作動させるセンサーなども採用

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