日産 アベニール
2000ccのサリューXはシフトレバーの前後操作でマニュアルシフトの様に変速ステップを楽しめるハイパーCVTーM6を採用している。これまで、これとSR20DEエンジンとの組み合わせは、いちばんエンジンの効率よい一定回転を使 って加速するCVTの性質上、エンジンが唸ってちょっとうるさかったのだが、 その点はかなり改善されていた。 静かになっただけでなく、回転が上がりながら速度が乗ってくる吹け伸び感が出ているのがいい。絶対的なパワーはそこそこだがM6を駆使すればかなりスポーティーな走りも可能だろう。 タウンスピードでの乗り心地も上々。ステアフィールなどもしっかりした剛性感があって安心だし質感も高いのだが、速度を上げていくとちょっと不満も出て来る。 アベニールは後方の上屋が重い感じで、高速域でのコーナリングでは常にお尻を振り回す感覚があり、どうもつま先立った感じで安定感に欠けるのだ。空荷の状態だと特にこの傾向が強いので、ある程度の積載を見越したセッティングなのだろうが、空荷状態でももう少し走り味に落ち着きが欲しい。 新装備の車間自動制御システムは、前車との車間が詰まるとCVTの変速比を変えてエンジンブレーキを掛け、車間が開けば元の設定した巡航速度に復帰するというもの。日産のこのシステムへの取り組みは古く、すでにシーマでは一段高 級なミリ波レーザーを使った車間距離制御(ブレーキも自動でかかる)も実現している。 そのせいか制御は自然で警報のタイミングもよく使いやすかった。レー ザーレーダーは雨の日に使えないという欠点はあるものの、比較的低価格で供給できるので普及に役立つはずだ。
最高出力107kW(145PS)の2000cc水冷直列4気筒DOHCエンジン。
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