アルファロメオ アルファ スポーツワゴン
セダンでも見られたスタイル優先の作りは健在。室内スペースは必要十分程度のもので、後席の足元空間などはそれほど広くないし、室内全体の作りも囲まれ感が強くてややタイトな印象。今回はリヤシートの折り畳みの関係で後席の着座位置が更に下がっているため、余計そう感じた。ただ、そうした妙に緊張感のある雰囲気が似合うのがアルファロメオのアルファロメオたるところでもある。 したがってワゴン化されたと言っても、荷物の積載性はさして高くはない。通常のシート配置だとボストンバッグ数個がいいところ。大型スーツケースをガンガン放り込むような使い方にはまるで向いていない。一応後席がダブルホールド式の折り畳み機構付きなので、2人乗り+荷物という積み方には対応するが、そういった使い方があまり似合わないクルマであるのは確かだ。 それを象徴するのがリヤゲートの開閉。本来ワゴンはゲート外側に開閉ハンドルを持つが、アルファロメオはそれがデザイン上の大きな制約になるとして採用していない。したがってリヤゲートを開くときは運転席横のレバーを操作するか、リモコンキーを使うしかないわけ。いかにもイタリア車らしいこだわり方だが、なんたって開閉時に掴むところが無いのだからワゴンとしたらこれほど使いにくい事はない。つまりこのクルマは、実用性は5ドアハッチバック程度、それよりロングルーフになったカッコ良さを堪能してよ、というモデルなのだ。
V型6気筒DOHC24バルブエンジン搭載の2.5V6 24V Q-Systemには、マニュアルモードのついた4速ATが搭載される。
適度な包まれ感のあるリヤシートは左右分割可倒式で、ヘッドレストも前後に調整してせるので、好みのシートポジションが設定できる。
ワゴンとしてはそれほど広くはないラゲッジスペースは、使いやすさにこだわった機能的なデザインになっている。
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