スバル インプレッサ
全体に大人っぽい味わいを増したスーパースポーツセダン&ワゴン
レポート=石川芳雄 写真=高野公男 (2000年9月1日)
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92年の登場以来、約8年間スバルのコンパクトクラス(カローラ・サニーと同等クラス)を受け持って来たのがインプレッサ。ボディはセダンとスポーツワゴンの2種類があるのだが、特にセダンはWRCカー(世界ラリー選手権出走車両)のベースとなっていることで、WRXと呼ばれるスポーツバージョンが高性能セダンの代名詞として世界中に熱烈なファンを獲得した。 今回登場した新型インプレッサは、落ち込みの激しい国内4ドア市場に特色を出す目的もあって、セダン全車をWRXとしている。つまりこれまで好評だったスポーツセダンに完全に特化してしまおうという計画なのだ。異形丸形のヘッドライトで個性を出した(出し過ぎの声もある?)のも、ともかくインプレッサなりの特色を出そうという努力の表れに違いない。 そのため駆動方式はフルタイム4WDのみ、搭載エンジンも実用目的中心の1500ccを廃止し2000ccに統一となった。ただターボエンジンだけでは選択肢が少なくなりすぎるためノンターボの2000ccDOHCエンジンも設定している。ちなみにターボはNB、ノンターボはNAというグレード名で、価格はそれぞれ238.3万円と203.3万円。これはマニュアルミッションだが、10数万円プラスでティップシフト機構の付いたスポーツシフト4速ATも選べる。 NAは155ps、NBは250psといずれも十分パワフルと言えるのだが、国内最高馬力の280psをマークしたクルマはまだ用意されていない。ややハードな仕様に行きすぎた先代モデルの反省から、今度のインプレッサはまずNBを見て欲しいという事なのだ。そのためNBは乗り心地と機敏な操縦性を高いレベルでバランスさせた、これまでより大人っぽいクルマに仕上げられている。 ただしインプレッサにWRCカー張りの過激さを求めるファンも多いだろうから、そちら向けには10月末にSTiバージョンがリリースされる予定。このクルマには、よりハードでシャープな操縦性と280psエンジンが与えられるのは間違いない。 一方ワゴンは実用的でお手頃価格のFF1500ccモデル(136.3万円)から用意。もちろん2000ccのターボ(20K)&ノンターボ(20N)も用意され都合3種類のエンジンを揃える。
ライト・イン・ライトのヘッドライトにウインカーと車幅灯も内蔵。さらにフォグランプや大型開口部のバンパーで個性的な顔つきになった。
ワイドタイヤをカバーし、重心を低く安定感のある大きく膨らんだブリスターフェンダーはスポーツ性の高さを表現している。
後方視認性を高めるためトランクリッド中央部は引き下げれ、リアコンビランプと合わせてウイング(羽)をイメージさせたデザイン。

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