日産 ブルーバード シルフィ
仕立ての良さと高い環境性能が特徴のコンパクトセダン
レポート=石川芳雄 写真=高野公男 (2000年9月14日)
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低迷する小型セダン市場に向けてトヨタは革新のカローラを打ち出した。一方の日産はこのブルーバード シルフィで保守層への再アピールを行った感じだ。 シルフィはブルーバードファミリーの一員と位置づけられているが、血縁関係はむしろサニーの方が強い。つまり今後日産の小型車に多く使われるだろう小型プラットホームをベースに開発されているのだ。ボディサイズは全長4470mm×全幅1695mm×全高1445mmでサニーとブルーバードのちょうど中間あたりに位置する。 シルフィの特徴は、内/外装にこれまでこのクラスに無い高級感を演出している事。絞り込みの強いノーズや丸みを帯びたルーフラインは実用一点張りのクルマが多いこのクラスではたしかにお洒落に見えるし、メッキを多用した外装、木目調パネルの面積を多く取った内装なども、保守的なユーザーには刺さる演出なのかも知れない。 それからもうひとつ、搭載エンジンに驚異的な低排出ガス仕様を用意している点も、ある意味ユーザーのプライドを刺激するかも知れない。アメリカのULEV(ウルトラ・ロー・エミッション・ビークル)規格や日本の超-低排ガスにパスしたガソリンエンジンはこのQG18DEが初(トヨタのセルシオがこれに続いたが)。HCの排出量などは規制値をさらに下回っており、都市部の大気よりもキレイだと言う。つまりこのクルマが走り回ると空気清浄機にもなるのだ(ただし排気ガスは酸素が少ないので人間が吸うのは危険)。。 2000ccはまったくの新開発エンジンQR20DD(直噴)を搭載している。これは今後日産の2000ccから2500ccクラスを、これまでのSR系に代って担っていく主力ユニットだ。このほかには1500ccのQG15DEも用意している。ミッションはQRがハイパーCVTーM6専用、QG18DEは4速AT専用、そしてQG15DEは4速ATと5速MTの両方を用意となっている。また4WDも1800ccに一車種のみ用意される。価格は154.9万円から206.2万円までだ。
メッキ加工を施し、奥行き持たせて高級感を演出しているラジエーターグリル。
前後のバンパーとサイドガードモールにはメッキをインサートし、上質感を持たせている。
シャンパン色のリヤコンビネーションランプはリヤの表情を引き締め、質感を高いものにしている。
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