ダイムラー・クライスラー ベンツ Cクラス
インテリアはいかにもベンツらしいカッチリとした作り。ドアの開閉感やシートの座り心地など、各部に明確な「堅さ」があって、これが全体のしっかり感につながっている。センターコンソールやドアトリムに使われる木目はローレル(月桂樹)に変わったものの相変わらず本木目を採用しているし、樹脂類の成型やフィニッシュも繊細さはあまりないがカッチリと出来ていて、ベンツへの期待にたがわぬ質感を味わうことが出来る。 ただしスペース的な広がり感は先代モデルの方があった。新型はフロントウインドーが傾斜している上、インパネのデザインも上部が張りだしているし、センターコンソールの存在感なども大きく、かなり包まれ感が強い。以前のCは箱を連想させる四角く実用的な雰囲気だったが、今度のCはやや情緒面に訴えるデザインになったとも言える。ただ、この包まれ感はクルマにしっかり守られている雰囲気はあるが、ちょっと狭苦しく感じる人も居るかも知れない。 この傾向は後席でより強くなる。新型は側面衝突の際の安全性を高めるため、Bピラー(リヤドアの支柱)付け根がかなり太く、サイドシルの立ち上がりもかなり深くなっている。そのため乗降時の足入れ性はあまりよくないし、乗り込んでからの足元スペースも余裕はあまり無い。子供ならまったく問題は無いだろうが、複数の大人を頻繁に後席に乗せるとなると、このCクラスの居住性ではちょっと物足りないと感じる向きもあるだろう。パーソナルユースやヤングファミリー向けにはCクラス、さらに広さを求めるなら上のEクラスをどうぞというわけである。 C200コンプレッサー、C240ともに上級グレードであるため、装備類は充実の極みだ。ステアリングは太めの革巻きが当然のように付いて来るし、運転席はステアリングのチルトやヘッドレストの高さ調節まで電動でできるパワーシートが標準装備される。また今まで無かったトランクスルー機能(開口部の大きな左右7:3の分割可倒)が追加されたのもニュースだ。もちろんエアコンやオーディオなども完備。オプションとして大きいのはレザーシートやスライディングルーフを選ぶかどうかくらいだろう。唯一残念なのは純正のビルトイン式ナビゲーションシステムが間に合わなかったことくらい。この辺も今後の拡充に期待したい。 安全面の装備が充実しているのもベンツらしいところ。新型Cクラスではブレーキの個別制御やスロットル制御を行ってアンダーステアやスピンを防止するESPが標準装備されるほか、フロントの左右、側面衝突用に各ドアとウインドー部分をカバーする、合計8つのエアバックを装備している。これらがグレード間で差別なく、すべてに標準装備となっているところはさすがと言っていいだろう。
操作性・視認性共に優れたインストゥルメント・パネルは個性的な曲面デザイン。スイッチ類も解りやすく操作性の良い配置になっている。
ロングホイールベースによって生まれる広い室内空間。オプション設定の本皮シートはブラック・クォーツ・オリオングレーの3色が用意される。
深さも十分なラゲッジルームは430リットルの大容量だ。

ダイムラー・クライスラー ベンツ Cクラスの 詳細
ダイムラー・クライスラー ベンツ Cクラスの クチコミ
|
 履歴はありません
 気になる車種は比較表に追加しておこう
|