日産 エクストレイル
新開発となったQR20DE。エクストレイルに搭載されるのは中〜低速トルク重視の性格づけになっている。 確かにスタート直後の速度の乗りは過敏ではない範囲でシャープなのだが、その後3000回転手前で一度回転の上昇が鈍る「溜め」の領域があるのが気になった。3200回転あたりからは再び元気よく伸びて行くのだが、その手前でモタつく感じなのだ。 またエンジンノイズに独自のニャーニャーいう音質が混ざっているのも気になった。低回転から全域に出ているが、4000回転以上で特に耳につく。内燃機関らしくない音なだけに余計気になるのだ。以上2点が改良されれば、このQR20DEは日産の次世代を担うに相応しいパワーユニットになる気がする。 一方フットワークはしなやか系で快適だった。オンロードでの乗り心地はソフトながら無駄なフワフワ感はなく良好。カーブでのロール(車体の傾き)は大きめだが、それでも4つのタイヤがしっかり路面を捉えている感じで非常に安心感がある。 オフロードでの乗り心地は特筆モノ。ストロークのあるサスペンションは直接的なショックをことごとく吸収し、まるで雲の上を行くような快適さだ。 その分接地感に欠けるという声も出そうではあるが、ステアリングへのキックバックなども少なく、運転操作も楽。レジャーの過程で現れるラフロード程度では十分過ぎる性能である。
QR20DE:最高出力110kW/6000rpm(150ps/6000pm)の2000cc直列4気筒DOHC16バルブエンジン。
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