トヨタ クルーガーV
広く高級っぽい室内を持つオールラウンドプレーヤー
レポート=石川芳雄 写真=高野公男 (2000年12月1日)
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国産では、多分20世紀最後の新車となるのが、このクルーガーV。トヨタが放つ大型・高級SUV〔スポーツ・ユーティリティ・ヴィークルの略、4WDワゴンの総称と考えれば間違いない)だ。ウインダムなどの大型FF車セダンと同じ基本構造を使い、やや背の高いオフロード走行も可能なクルマに仕上げているわけだが、これはトヨタが以前から用意していたハリアーというモデルと同じ。つまりクルーガーVはハリアーの兄弟車と言ってもいい存在なのである。 トヨタはアメリカでレクサスという高級ブランドを展開して大成功を収めているが、ハリアーはこのレクサスでRX300という名前で売られ高い人気を維持している。そうなると、アメリカのトヨタブランドにも兄弟車を設定しようという発想が生まれて当然。そこで開発されたのがこのクルマなのだ。ちなみにアメリカではハイランダーという名前で2001年1月から導入予定だそうだ。 セダンと基本構造が同じだから、ボディは当然軽いモノコック構造を採用する。従来のオフロード4WDのような重いフレームは持っていない。4WDシステムは、普段はその存在すら意識させないフルタイム方式だし、必要の無い人のために割安なFFモデルも用意されている。 ボディサイズは全長4685mm×全幅1825mm×全高1720mm。かなり大柄なクルマと思っていい。搭載されるエンジンは2400ccの直列4気筒と、3000ccのV型6気筒の2種類あり、ミッションは全車4速AT。スポーティーなSパッケージにはステアリングのスイッチでギヤを一段づつ選べるステアマチックも装備される。価格は、最も手頃な2400ccのFFが230万円から、3000ccの4WD上級仕様が312万円までとなっている。
フロントグリルには太い縦バーとメッシュを組み合わせ、フードバルジからバンパーまで連続した流れのあるデザイン。
張り出したブリスターフェンダーが作り出す、キリッとシャープなサイドのキャラクターライン。
ブリスターフェンダーの後端に入り込むコンビネーションランプによってワイドで安定性のある印象。
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