フォード エスケープ
しなやかフットワークが印象的なカジュアルSUV
レポート=石川芳雄 写真=高野公男 (2000年12月14日)
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日産のエクストレイルやトヨタのクルーガーVを見ても分かるように、乗用車的な雰囲気や機能を積極的に盛り込むのが昨今のオフロード4WDの流れ。もちろんこれは日本に限った事ではなく、アメリカや欧州メーカーもガンガンこの方向に進んでいる。特にアメリカはオフロード4WDワゴンをSUVと称して、乗用車の主力商品のひとつとしているほどなのだ。 フォードはエクスプローラーという人気SUVをすでに持っており、このジャンルのリーディングメーカーになっているのだが、エキスプローラーはサイズ的にもちょっと大きいし価格も高め。そこでもう少し手頃なサイズと価格のSUVもラインアップしたいと考えていた。そんな折り、フォード傘下に納まったマツダも同様のクルマを企画しており、共同開発によって登場となったのが、このエスケープというわけだ。 エスケープは、日本ではいわゆる「ライトクロカン」と呼ばれるジャンルのニューモデルで、先にマツダブランドからデビューしているトリビュートと基本構造を共有している。ただしそれぞれに特徴を出すため、内外装の雰囲気から走り味まで独自の物に仕立ててあるのだそうだ。ちなみにエクスプローラー/トリビュートとも、日本で売られる右ハンドル車はマツダの防府工場で生産される。足周りなどのセッティングはフォードが独自で行ったそうだが、日本仕様はメイドインジャパンなのだ。なお、欧米で売られる左ハンドル車はカンザスの工場で生産されるアメリカ車である。 エスケープのスリーサイズは全長4400mm×全幅1825mm×全高1720mm。トリビュートとほぼ同じだが、ライトクロカンの中ではやや大きめのボディを有していることになる。搭載エンジンはいずれもフォード製で、直列4気筒の2000ccとV型6気筒の3000ccとなっている。この辺はトリビュートの構成と同じだ。全車右ハンドルで駆動はフルタイム式の4WD、トリビュートのようなFFモデルは存在しない。ミッションはコラム式の4速ATのみ。グレードも各エンジン1種づつとシンプルな構成で、価格は2000ccが217万円、3000ccが247万円となっている。
グリルを囲むようなデザインのフロントバンパーには、ヘコミに強い樹脂素材を使用し、さらに内側には2本のインテグレーティッド・バンパーガードが組み合わされている。
フェンダーアーチやサイドパネルにもヘコミに強い樹脂素材を使用。オフロードでの耐久性と機能性を考えながらも、スポーティーな演出にも一役買っている。
リアゲートは2ウェイリフトゲートを採用。ガラスハッチのみの開閉も可能だ。

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