日産 シーマ
パワフルながらジェントルな走りが魅力的
レポート=石川芳雄 写真=高野公男 (2001年2月19日)
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日産の最高級レンジを担当するクルマがシーマ。これまではセドリック/グロリアの高級バーションという意味合いが強く、シャシもこれらをベースにしていたが、今回のモデルは足回りなどのほとんど部分を新作としている。 アメリカをはじめ海外ではインフィニティQ45の名前で売られる高級ブランドのフラッグシップでもあり、昨年デビューしたトヨタのセルシオと直接のライバル関係になるクルマだ。 シーマはこれまでも世の高級車路線とはちょっと違った、伸びやかなスタイリングを特徴としていた時期があったが、新型はそうした方向性に更に磨きをかけ、さらに走りの躍動感までも折り込んだ独特の雰囲気を作りだしている。 低く構えたグリル、特徴的な7レンズ式のマルチプロジェクターヘッドランプ、大胆に絞り込まれたフェンダーラインなどは、押し出しを重要視する他の高級車とはちょっと違った方向性と言える。リヤはゆったりとした曲面を描くルーフがなだらかにCピラーにつながって、丸みを帯びたハイデッキへと続く。これらにより独特の存在感あるエクステリアを実現している。 ボディサイズは全長4995mm×全幅1845mm×全高1490mm。幅がちょっと大きいものの、ほぼセルシオサイズと言っていい。搭載されるエンジンは、46kg-mという大トルクが売り物の4500ccの直噴V型8気筒。これにはマニュアルモード付きの5速ATが組みあわされる。 また、セドリック/グロリアでもお馴染みの3000ccV6ターボも用意される。こちらに組みあわされるミッションはマニュアルモードの無い4速ATだ。メインとなるのは当然4500ccのV型8気筒で、今回の試乗もこのモデルのみ。駆動方式はもちろんFRだが、4500ccにのみ4WDも用意される。価格は492万円〜695万円までだ。
低く構えたグリル、特徴的な7つの凸レンズ式マルチプロジェクターキセノンヘッドランプがかなり個性的。オプションのレーンキープサポートシステムの車線検出センサー(カメラ)はルームミラー上部に、車間自動制御システムのミリ波レーダーはグリル中央に備え付けられる。
ボリュームを持たせ、存在感のあるシルエット。電動格納式ドアミラーにはターンランプが組み込まれ、斜め方向からの視認性に優れて、さらにドアミラー下部には足元ライトも装備される。
大型のトランクを持ちながら引き締まったリアビューは意外にシンプルなデザインだ。リッドが軽く静かに閉まるトランクオートクロージャーやオートトランク開閉機構を装備したモデルも用意されている。


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