フォード モンデオ
品質感の向上目覚ましいフォードの中型世界戦略車
レポート=石川芳雄 写真=高野公男 (2001年4月9日)
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フォードというと、エクスプローラーやマスタングなどの、いわゆる“アメリカ車”を連想する人が多いかも知れないが、実はこのメーカーは北米のみならず世界中に単一ブランド展開をしている。開発拠点が世界各地にいくつかあって相互に連携協力しながら“フォード車”を作っているのだ。今回紹介する新型モンデオはドイツのケルンを拠点とするヨーロッパ・フォード主導で開発された。つまり欧州車と考えて間違いない。 モンデオは欧州フォードラインアップのトップレンジに位置するミドルクラスのセダン&ワゴンだ。先代も日本に導入されており、その時は輸入車の常識を覆すような低価格戦略で話題となった。クルマの出来もそこそこ悪くなかったのだが、やはりコストダウンの跡が各部に散見されたし、日本人が輸入車に求めるのは必ずしも低価格ばかりでは無かったようで、国内では思うように販売を伸ばせなかったと僕は分析している。 そこで登場したのが、昨年のパリサロンで正式デビューした新型モンデオというわけ。このクルマ、登場するやいなや欧州各国の自動車関連メディアの賞を総なめしている事から、その実力の高さに期待が集まっている。フォードジャパンもこれに応えようと、今回早々と日本に導入される運びとなった。 新型モンデオのボディサイズは全長4730mm×全幅1810mm×全高1420mm(セダンの数値、ワゴンは全長4805mm×全幅1810mm×全高1470mm)。同じくドイツフォードの開発したフォーカスが思い切ったトールボディデザインだったので、今後のフォードはこの方向に行くのかと思ったのだが、全高には大きな変化は無く全長と全幅がワンサイズ以上拡大されている。保守的なユーザーも多いミドルクラスという事でパッケージングはコンサバティブにまとめたという感じ。ただし、スタイリングはアーチ状のラインを重ね合わせて独特のシャープな表情を作り出すフォード独自の“ニューエッジ”デザインでなかなか存在感がある。 今回の日本導入モデルに搭載されるエンジンは1機種。新開発となった2000cc直列4気筒DOHCのデュラテックHE型で最高出力は145ps/6000rpm、最大トルク19.4kg−m/4500rpmという実力。ミッションは4速ATで駆動は全車FFだ。セダン/ワゴンともグレードは布シート&アルミ調インパネ表皮の標準仕様と、本革シート&ウッド調インパネの豪華仕様GHIAの2種類から選べる。 さらに、ボディの安全対策がかなり入念に行われたようだし、EBDやブレーキアシストの付いたブレーキ、カーテン式サイドエアバッグを入れ都合6個のエアバッグを持つなど安全装備の充実度も高い。
フォーカス同様ニューエッジデザインでまとめられている。ヘッドライトは2つの金具を引き抜くだけで取り外せ、バルブの交換も簡単。(リサイクルをも考慮した設計)
従来モデルに比べ、全長は170mm(ワゴンは135mm)拡大された。全車16インチアルミホイールが標準装備される。
ボリュームのあるリアビュー。インパクトのある大きなリアコンビネーションランプは視認性が良い。


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