フォード モンデオ
ボディが大型化されたこともあり、室内スペースには十分なゆとりがある。フロントシートはもちろんだが、後席も座面の高さと前方&側方の視界(開放感)などがしっかり考えられていて居心地が良かった。足元スペースの余裕もなかなかのモノ。足が組めるほどガラーンと広いわけではないが、フロントシート下に爪先が深く入るためリラックスした姿勢を維持することが出来る。 しかし何より感心したのは、インテリアの質感が格段に向上している事だ。先代モンデオはやや足りない樹脂部分の品質感などをデザインで補っていた感があり、逆にこれが好き嫌いを分けてしまった感があったが、新型は左右シンメトリーのオーソドックスなデザインながら、スイッチ類のレイアウトが整然としており、しかもクオリティも高い。 例えば運転席の前のダッシュボードには、革シボではなく幾何学的なパタンシボを使った。これとステアリングスポーク、メーターリング、シフトノブ、ドアハンドル、アナログ時計など、要所要所にアルミ風の素材を組みあわせてモダンな雰囲気を出している。 シートは標準が布、GHIAが本革となるが、布シートでも仕上げはなかなかいいし、ステアリングは革巻きになるなど廉価版というイメージは一切無い。逆にインパネが木目ではなくアルミ調になり、モダンさではこちらの方が上という感じだ。 トランクルームは450リッターとクラスの標準的な容量。天地方向の余裕は大きくないが、幅と奥行きで稼いでいる。リヤデッキが短いのが最近のセダンのデザイン傾向で、ニューモンデオもトランク開口部面積の確保に苦労しているが、リンク式のアウターヒンジとガスストラットを採用して極力大きな開口を確保している。 ワゴンのラゲッジルームは、リヤサスペンションを専用のコンパクトな物にしているため室内への張り出しがホイールアーチ以外に無く広々としたスペースを確保している。フロアはやや高いが奥行きと幅に余裕があり使いやすそうだ。ただしリヤシートのホールドは背もたれの前倒しのみのシングルアクション式で、完全なフラットフロアにならないのが惜しい。
使用時にはかなり高くまで上げることが出来る後席中央のヘッドレスト。収納時はシートにスッキリと収められている。
床面をフラットにして収納性を考えてある、450リットル収納可能なトランクスペース。
ステアリング以外もメーターリングやインナーハンドルがアルミ調仕上げでまとめられ、スポーティな演出になっている。


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