トヨタ イプサム
大きく生まれ変わった“イプー”は使い勝手も走りも上々
レポート=石川芳雄 写真=高野公男 (2001年5月17日)
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1996年に登場したトヨタのコンパクト・ミニバンがイプサム。5ナンバーサイズの手頃な大きさとイプーの愛称ですっかり有名になったが、サイズ的な制約から3列目の居住性は必ずしも良いとは言えず、また他メーカーから5ナンバーサイズの後発モデルが続々と登場した事もあって、ここのところちょっと目立たない状態が続いて来た。 そこで登場したのが今回の新型というわけ。2月のジュネーブショーでお披露目されたアヴェンシス・ヴァーソという欧州向けミニバンをご記憶の方も多いだろう。新型イプサムは外観はほぼそのままで、シート機構などを日本専用にしたモデルだ。 新型イプサムの特徴は、サイズを大幅にボリュームアップした事にある。全長4650mm(+120mm)×全幅1760mm(+65mm)×全高1660mm(+40mm)とすべてが2周り近く大きくなっている。つまり存在するクラスそのものをアップグレードしたわけだ。これによりライバルはオデッセイやプレサージュ、シャリオグランディスといった乗用車型のフルサイズミニバンとなった。 ボディが大きくなったので、エンジンも当然強化された。新型イプサムには160psを発生する2400ccの直列4気筒が搭載される。ライバルはこのクラスの4気筒に加え、3000ccのV型6気筒も搭載するが、イプサムは今のところ直列4気筒のみの展開。まあ、トヨタにはもうちょっとスペシャルティ色の強いエスティマもあるわけだから、これはこれでいいのだろう。 搭載エンジンは一機種だが、グレードはベーシックなe、標準仕様のi、スポーティーなs、豪華仕様のuの4種類があり、uには運転席パワーシートや高級オーディオが標準となるGセレクションも設定される。シートレイアウトはeとiが2−3−2の7人乗りのみ。s以上では2−2−2の6人乗りも用意される。駆動はFFとアクティブトルクコントロール式4WDの2本立て。価格は204万円から283万円までとなっている。
厚みのあるバンパーにはフォグランプを装備し、安定感のあるフロントマスク。
台形のクォーターピラーの採用で、キャビンはコンパクトなデザインにまとめられている。
バックウィンドウはサイドまで回り込んでいるため、ワイドなイメージ。
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