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試乗レポート

プジョー 206CC



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車内&装備 乗ってみると?

まず、注目の屋根の開閉機構から説明しよう。屋根は2つ折りになってリヤのトランクに収納されるわけだが、その時トランクに入っている荷物と干渉するとマズイから、荷物の高さ制限を示すロール式のトノカバーが備わっている。これが引き出されていないとルーフの開閉機構は作動しない。まずトランク内のトノカバーを引き出してキチンとセットするのが肝心だ。

次に、クルマが止まった状態(10km/h以下でないと開閉機構は作動しない)で、室内のルーフ左右にあるロックレバーを外す。ここでピーという音が鳴れば準備完了。後はフロアコンソールの後ろ側にあるスイッチを引き上げ続けるだけで、サイドウインドーが前/後ろの順番で開き、トランクリッドが前側に開き、ルーフが「くの字」型に折り畳まれながら収納される。トランクが再び閉まってピーと鳴ったら作動完了だ。閉めるときはこの逆の手順。サイドウインドーが開く時間を別にすれば、ルーフの開閉自体には20秒しかかからないから、結構な早業と言える。

206は日本車で言うならリッターカークラスのサイズだから、室内はそんなに広いわけじゃない。大柄な男の人が2人フロントシートに座ると、多少横方向に暑苦しい感じがする程度の広さ。だけど屋根が開いてしまうとそんな事はまったく感じなくなる。やっぱりオープンは気持ちいい。

206CCは着座位置を標準ボディより20mmほど下げているんだけど、これはロールオーバー(転覆事故)での安全性に配慮した結果だろう。着座位置を低くして、さらにフロントガラスを寝かして前席乗員の頭上近くまでカバーすることで安全性を確保しているのだ。ガラスが迫っているので乗り込む時はちょっと気になるし、オープンにしても若干開放感が削がれる傾向があるんだが、ま、これは安全第一ということで納得。

室内は黒い革張りのシートが奢られていてなかなかいい雰囲気。ちなみにボディカラーはシルバー・ブラック・レッド・ブルーの4色で、地味めの前2色は赤と黒のコンビレザーとなる。ビビッドな外観色を選ぶか、それとも赤黒の派手なインテリアにするか悩む人も多いと思う。生産の追いつかない人気車ゆえ、こういった決まった仕様になってしまうのは仕方ないのだろうが、供給が落ち着いたらぜひ組みあわせを選べるようにして欲しいと思った。

リヤシートが付いているので4人乗りの実用車としても…と考える人も居るだろうが、それだけはやめておいた方がいい。このサイズのメタルトップでリヤシートが設定出来た事自体が奇跡的。やっぱり足元空間はほとんど取れていないし、背もたれも直立していてかなり狭い。乗るとしてもほんの短時間じゃなきゃ無理。普段は荷物置き場と考えるほうが正解だろう。

荷物の積載性だが、トランクに屋根が入っていないクーペ状態ではかなり広い。容量は410リッターもあるそう。空間も真四角でかなりの大物が入る。つまりクーペとして乗る分には実用性も高いという事だ。オープンでトノカバーを引き出すとスペースはかなり狭くなるが、それでも手前に小振りなボストンバックくらいなら入りそう。まあ、もう少し大きな物ならリヤシートに乗せればいいわけで、使い勝手は悪くない。

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プジョー 206CC 写真拡大1 室内は黒い革張りのシートでなかなかいい雰囲気。ボディカラーがシルバー・ブラックは、赤と黒のコンビレザーシートとなる。

プジョー 206CC 写真拡大2 このサイズのメタルトップでリヤシートが設定出来た事自体が奇跡的。乗るとしてもほんの短時間じゃなきゃ無理なので、普段は荷物置き場と考えるほうが正解だろう。

プジョー 206CC 写真拡大3 屋根は2つ折りになってリヤのトランクに収納される、トランク内の荷物と干渉しないよう、荷物の高さ制限を示すロール式のトノカバーが備わっている。










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