ホンダ フィット
室内はボディサイズを考えるとかなり広い。フロントシートは頭上空間に余裕があるし、助手席との距離も適度に離れていて、コンパクトカーにありがちな窮屈さを感じさせない。足元もインパネ下部が棚上になっていて広々感があるし、Aピラー付け根には三角窓もあって明るく開放感のあるコクピットになっている。 インテリアもホンダらしい若々しい雰囲気。アルミ調のリングで囲われた独立3眼式メーターはシンプルで視認性がいいし、このメーターを囲むインパネもメタリック調で、黒い幾何学シボのダッシュボードから浮き上がるようになっている。さらに、専用デザインのオーディオスイッチにトランスルーセントの素材を用いたり、空調スイッチをメーター同様の3眼式ロータリースイッチにしたりと、全体にコンパクトカーらしい楽しい演出がある。 もちろんリヤシートも広々。まず足元空間がたっぷりとしている。フロントシート下にはタンクの盛り上がりがあるが、これも斜めに削られていてちょうどフットボードのような形状になっていて納まりがいい。前席同様ヘッドクリアランスも余裕。折畳み機構付きのシートはやや薄手だけど硬めのしっかりした座り心地になっていて不満はない。 シート機能もなかなか凝っている。後席は左右7:3の分割式でリクライニング機構付き。背もたれを寝かすと座面の前端が持ち上がるロッキング式なので自然な着座姿勢を保つことができる。 定員乗車状態でもラゲッジルームの奥行きがタップリしているのもフィットの魅力だが、もちろん後席を畳んでより広いスペースを作り出す事も可能だ。後席の畳み方は2通りある。ひとつはフロントシートを一度前にスライドし(後席から動かせるよう背もたれ背面にもスライドレバーがある)、リヤシートの背もたれをヘッドレストを付けたまま前倒しすると、座面ごと沈み込んでフロアにコンパクトに収納されるダイブダウンモード。これでフラットで広いラゲッジルームが生まれる。 もう1パターンはチップアップ。リヤシートの座面をはね上げるだけで後席スペースを高さ1280mmのラゲッジルームとして使える。フィットは後席にスライド機構を備えていないけど、それでもこれだけ多彩な使い方が出来る事を証明したあたりがいかにもホンダらしい。しかもそれぞれの操作方法が非常にシンプルで直感的に操作できるのも偉い。
後席は左右7:3分割式のリクライニング機構付き。
リヤシートの座面をはね上げるだけで高さ1280mmのラゲッジルームとして使えるチップアップモードも採用された。
定員乗車状態でもラゲッジルームの奥行きがタップリしているのもフィットの魅力。ダイブダウンモードでさらにラゲッジスペースは広がる。
アルミ調のリングで囲われた独立3眼式メーターはシンプルで視認性がいい。Aピラー付け根には三角窓があり明るく開放感のあるコクピットだ。

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