ホンダ インテグラ
やっぱりホンダのスポーツエンジンは気持ちいい。6000回転から一際パワーの盛り上がるDOHCi−VTECは何より痛快だ。レッドゾーン手前の8000回転ちょっとまで引っ張り上のギアにシフトしても、しっかりパワーバンド内に納まるつながりのいい6MTギア比設定でガンガン行けてしまう。もちろんシフトストロークは小さめだし、シンクロも強力でサクサクとシフトが楽しめる。唯一の難点は、峠道ではせいぜい3速までが限度ということ。このエンジンのパフォーマンスを引き出すにはサーキットに持ち込む方が手っ取り早い。 しかし、だからといってタイプRでの峠がつまらないわけでは断じて無い。ボディの剛性感は非常に高いし、サスの接地性も極上。コーナーの進入、ターンインではシャキッと向きが変わる。しかも単にヒラヒラとした軽薄な操縦性ではなく、適度な重さと安定感が伴うのが新型の凄いところ。ステアフィールも極上でともかくコーナーが楽しい。 しかも安定性も非常に高い。特にリヤタイヤのグリップは絶大だ。また、フロントの接地性も大したもので、パワーオンでもアンダー傾向が一気に強まる事が無く、逆にノーズが切れ込んで行くような印象なのだ。このためグイグイ踏んでコーナーを曲がって行ける。この運動性能は文句無く現在のFFスポーツナンバー1だろう。 フロントブレーキにはブレンボが奢られている。ペダルフィールはガツンとした硬い物ではなく、やや深めのストロークの中で踏むほどにジワッと効いて来るタイプ。ブレーキペダルのタッチも微妙な反力を正確に伝えるものでコントロール性がいい。 これだけの運動性能を実現しながら、乗り心地がかなり良質なのもタイプRの美点だ。けっしてソフトではないが、しっかりしたボディによく動くサスペンションが吊られている感じでしなやかささえ感じさせるのである。この味付けなら日常の足として使っても不満はまったく無い。
排気量2000cc・最高出力162kW/8000rpm(220ps/8000rpm)直列4気筒SOHCエンジン。
安定性も非常に高く、特にリヤタイヤのグリップは絶大だ。
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