トヨタ カムリ
軽やかな乗り心地が身上の大型FFサルーン
レポート=石川芳雄 写真=高野公男 (2001年10月5日)
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高級車とか大型サルーンというと、日本ではマーク2やクラウンなどのFR系が主流。ところが合理性を重んじるアメリカでは室内をより広くできるFFの大型サルーンが圧倒的に多い。今回紹介するカムリは、そのアメリカで常にベストセラーセダンのトップ付近にランクされるクルマ。ちなみにこのカムリは、先頃レポートしたウインダムと同じ新しい大型FFプラットホームを共用している。アメリカではウインダムが高級路線のレクサス店でES300として売られ、カムリがトヨタブランドから実用セダンとして売られる。この構図を見ると両車の性格付けが分かって貰えるのではないだろうか。 今回フルモデルチェンジを受けた新型カムリは、全長4815mm×全幅1795mm×全高1490mmというボディサイズを有している。先代モデルと較べると長さで+15mm、幅で+10mmとその辺の拡大幅は僅かだが、全高だけは+70mmと大幅にサイズアップされた。しかもスタイリングも切れ長のヘッドライトや丸みを帯びた立体感のあるテールエンドなど、スポーティーさを加味しながらボリューム感も増している。そんなわけで、やや線の細かった先代に較べると格段に存在感を増した感じだ。 搭載エンジンは2400ccの直列4気筒のみ。先代は2500ccのV6搭載車もあったが、今回から4気筒専用となった。一方、高級版のウインダムは3000ccのV6一本で来ているから、両者の棲み分けはこの辺でも明確になったと言える。駆動はFFが主体だが一部にビスカスを使ったVフレックスフルタイム4WDも用意される。ミッションは全車4速AT。グレードはラグジュアリー指向の2.4Gと、スポーツ指向のツーリングの2種類で、価格は225万円から290万円までとなっている。
なめらかに連続感のあるラインでデザインされたフロントフェイス。ボディサイズの拡大とともに、各パーツのデザインも大きくなった。
70mmの全高アップを感じさせない、流れるようなサイドのシルエット。ホイールベースも50mm延長されている。
リアコンビネーションランプからスムーズなラインで結ばれたバンパー。シンプルながらワイドでボリューム感のある印象を受ける。
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