三菱 eKワゴン
出力特性は完全に街乗り主体。タコメーターが無いので正確なところは分からないが、中〜低速トルクを強調したもので、確かに立ち上がり加速はシャープだしタウンスピードの範囲ではキビキビと走る。3速ATということで高速域のエンジンの唸りが心配だったが、エンジンノイズがシャラシャラとした軽い音質な上、騒音対策などもしっかりしているようで、うるさいとは感じなかった。 ただし、低速トルクに思い切って振っているため、80km/hから上の高速域では速度の伸びは緩慢だ。路面にちょっとでも勾配があると100km/hに到達するまでかなりの時間がかかる。高速を使った遠乗りはちょっと厳しいかも知れない。実用性能重視と言っても、やはり動力性能にはもう少し余裕が欲しい。可変バルブシステムと4速ATが欲しいところだ。 しかしフットワークはしっかりしている。街乗り主体と言うとソフトな乗り味に向いてしまう軽自動車が多いが、eKワゴンはそうした見せかけの快適性を狙うのではなく、カーブでも4輪が的確に路面を捉える安定性の高い走りを実現していた。その分乗り心地は多少硬めとなるが、これもゴツゴツした不快なものではない。締まりのある爽快な乗り味と言っていいだろう。この辺に一皮剥けた三菱の意気込みを感じさせる。
排気量657cc・最高出力37kW/6500rpm(50ps/6500rpm)直列3気筒SOHC12バルブエンジン。
カーブでも4輪が的確に路面を捉える安定性の高い走りを実現していた。
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