トヨタ マークIIブリット
まずはワゴンの積載性から。ブリットは欧州の実用ワゴンがよくやるような直立したリヤゲートを持っているが、実はそれほど積載性を重視したクルマではない。もちろんLクラスとして恥ずかしくないだけの荷室フロア長などは確保しているものの、ボディのサイドやルーフラインを後端に向かって微妙に絞り込んでいるし、内部はサスペンションの張り出しがけっこう大きい。むしろロングルーフの伸びやかさを強調したスタイリッシュワゴンと言った方が良いだろう。 ただし、荷室装備はそれなりに工夫があって面白い。例えばサスの張り出しがある荷室フロア幅の最小部分には、レールでしっかりとフロアに固定出来るユーテリティボックスを備えている。セダン系にも同様の装備はあるが、ワゴンは広い荷室で走行中に荷物が右往左往する場合があるので、より重宝すると思う。 荷室の目隠しとなるトノカバーは、リヤシート側がハードな素材のボード状になっていて、下のユーテリティボックスにアクセスする際にはレバーで持ち上がるようになっている。また、フロア下には容積の大きな収納スペースが隠されており、ボックス/トノカバーとも折り畳んでここに収納することも可能だ。つまり容積をガツガツと稼がなかった代りに、スッキリと美しく荷室を使って貰おうというワゴンなのである。ちなみにリヤシートは背もたれ部分だけが前倒れするシングルホールド式。倒した状態では床に若干の段差が残った。 インパネなどのインテリアは基本的にセダンのマークIIと共通。ただし木目パネルを使ったラグジュアリー内装は無く、トリム部分にカーボン調パネルを張ったスポーティーな内装一本に絞っている。シートもフロントに関してはセダンと同様。ただしリヤは座面長が伸びていて太股をしっかりと支える形状に変わっていた。その分足元空間はやや狭くなるが、それでもLクラスらしく十分な居住性と言って良いと思う。
センターパネルは滑らかな面に配置された機能的なスイッチ類のレイアウト。
横幅、高さ共に充分な空間をもち、フットスペースにも余裕のあるリアシート。
ラゲッジはフラットに使え、、フロアボード内に収納可能な折りたたみ式ユーティリティボックスを標準装備。
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