スバル フォレスター
熟成の度合いを深めた元祖クロスオーバー
レポート=石川芳雄 写真=高野公男 (2002年2月25日)
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最近のモーターショーを見ていると、複数のジャンルのクルマの良い所取りをしたクロスオーバーモデルが数を増やそうとしているのが分かる。1997年に登場したフォレスターは、言わばこの元祖。コンパクトながら取り回しと積載性に優れるワゴン風のボディに、SUVと同等の高い最低地上高を持たせる事で、軽快で機動力に富んだ走りを実現したクルマだ。ワゴンの車高を高めたレガシィ・ランカスターのようなモデルとは違い、フォレスターはこの背高パッケージのみで登場したので、デビュー当初は中途半端と取られる事もあったのだが、ここに来て時代が追いついた感じである。 新型フォレスターのボディサイズはターボのXTで全長4450mm×全幅1735mm×全高1585mm。これは先代のS/tbに対して全長が10mm短縮され、全高が5mm拡大されただけ。つまり基本パッケージに大きな変化はない。フォレスターはアメリカやオーストラリアでの人気が特に高いのだが、居住性を向上させるため安易にサイズアップを行わなかったのは見識だと思う。スバルはそれほどこのパッケージに自信を持っているのだろう。 スタイリングは先代に較べ顔つきがシャープになり、全体に軽快感が強まった。さほど新しさを感じさせるものではないが、スバルらしい真面目さが感じられるエクステリアと言って良いだろう。前後バンパー下のスキッドプレート風の処理をしてSUVイメージを強調する一方、側面のクラディングパネルはスムーズな形状となるなど、クロスオーバーモデルとしての主張もより分かりやすくなっていると思う。 搭載されるエンジンは2000ccの水平対向4気筒のみ。先代にあった2500ccモデルはドロップした。ターボは最高出力を20psダウンさせているが、その分中低速域の扱いやすさを増し、実用域の動力性能も向上しているという。バルブコントロールシステムの採用などで燃費も向上しているし、排ガスのクリーン化も進み良ー排ガス認定(星ひとつ)も受けている。なお、ノンターボの2000ccは出力に変わりは無かったものの、同様により低回転からトルクフルな性格となり扱いやすさを向上させた。 組み合わされるミッションは双方とも5MT(ノンターボはデュアルレンジ)と4AT。駆動は4WDのみで、ATがアクティブトルクスプリット、MTがビスカスLSD付きセンターデフ方式となる。なお、ターボATには挙動の安定制御を行うVDCがオプション設定されており、これを選ぶと4WDシステムは不等&可変トルク配分のVTDとなる。価格は178.5万円〜229.5万円までだ。
初代の持つたくましさはそのままに、存在感のあるフロントデザインとした。大型フォグランプを採用。
クロスオーバーSUVであるフォレスターらしいホイールアーチからのキャラクターライン。
六角型のリアゲートと三角形のリアコンビランプで構成された、新しいリアビューデザイン。

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