日産 スカイライン350GT-8
シフトのみならずエンジンや足もシリーズ最良
レポート=石川芳雄 写真=高野公男 (2002年4月8日)
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昨年半ばにフルモデルチェンジしたスカイラインに、シリーズの頂点的な位置づけになるスポーツモデルが追加された。350GT-8と呼ばれるのがそれだ。車名からも想像できるように、エンジンは従来モデルの枠を越えた3500ccのV型6気筒が搭載される。 出力200kw(272ps)・353N・m(36.0kg-m)は、これまで最強だった3000ccの191kw(260ps)・324N・m(33kg-m)と較べてそれほど差が無いように感じるが、乗ってみると違いは歴然としている。ちなみにこのエンジンはガソリン直噴ではなく通常のマニホールド噴射。しかし既存エンジンが国土交通省の低排ガス認定ノーマークだったのに対し、350GT-8は3つ星の「超ー低排ガス」認定を受けている。 変わったのはエンジンだけではない。むしろ注目したいのはトランスミッションの方だ。350GT-8には、これまで唯一セドリック/グロリアに搭載例があったエクストロイドCVTが搭載されているのである。 エクストロイドCVTは、接触面が曲面の入・出力ディスクの間に一対のパワーローラーを挟み込んでいて、パワーローラーの角度が変わる事で無段階変速を可能とした新種のCVTだ。これまでのベルト式に較べ大トルク・大出力に対応が可能で、乗り味も実にスムーズであることはセド/グロですでに確認済み。今回350GT-8に搭載されたエクストロイドCVTは、電子制御により8段のステップ(マニュアルで言うギア比設定)を設け、これをステアリング左右のパドルで操作させる(もちろんシフトレバーでの操作も可能)ことで新しいスポーツドライブの世界を提唱している。 ボディやシャシの基本構成はこれまでの新型スカイラインと共通だが、既存モデルではオプション設定となっていたユーロチューンドサスペンションを標準装備するのも350GT-8の大きな特徴。さらにはブレーキも摩擦係数の高いパッドの採用で強化されているし、安定性を向上させるVDCも標準とトップグレードに相応しい装備の充実化が図られている。 エクステリアではスモークメッキ処理された専用のフロントグリルとヘッドライトインナーパネルを採用し、ホイールはレイズ製の17インチを履く。以上の内容で価格は366万円となった
スモークメッキ処理された専用のフロントグリルとヘッドライトインナーパネルを採用。
ホイールはレイズ製の17インチを履く。
トランクリッドには、スポーティーなリアリアスポイラーを装着。

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