プジョー 607
3000ccのV6エンジンは407などにも搭載されているが、さすがに607ほどのサイズになるとちょっと厳しくなる。高級車らしい低回転からフワリと来るトルクを望むとちょっと期待外れに感じるだろう。これは電子スロットルが飛び出しを抑えるように立ち上がりをマイルドにしているのと、アクセルペダル自体が重めなのも影響している。つまり踏んでもグイッと来る感じが希薄なのだ。 ただ、単にアンダーパワーというわけではない。このエンジンは意外な高回転型で、3000回転から上でイキイキして来るタイプなのだ。だからATのマニュアルシフトモードを使って、上の回転を保ちシャキシャキ走らせるとけっこう活発な一面も見せる。ただ、そういう走りが高級車ぽいかというと、そこには疑問も残る。やはり可能ならもっと大きなエンジンが欲しいところだが、それが無理ならトルク特性をもっと低速側に振ると良いと思う。 足回りは常に姿勢をフラットに保ち快適。オートモードでダンパーの減衰力を前後適宜切り替える可変ダンピングシステムの恩恵は大きいようだ。ただ、荒れた路面で大きな入力が入るとちょっとバタついた感じが出て来るのが残念。これはフロアの他、ステリング系統でも感じられる。減衰は効いているので極端な荒さとはなっていないが、プジョー本来の持ち味を考えると、もうひとつしなやかさが欲しかった。
足回りは常に姿勢をフラットに保ち快適。
排気量3000cc・最高出力152kW/6000rpm(206ps/6000rpm)V型6気筒DOHCエンジン。
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