ルノー カングー
75psの1400ccエンジンはごくごく大人しい性格だが、1速ギアがかなり低く設定されているためスタートダッシュにもかったるさは無い。ただ、2速にシフトアップするとやはりトルクは希薄に感じられてしまう。高回転まで引っ張ればそれなりに走りはイキイキとして来るが、加減速の多い日本で使うなら、もう少しトルクフルなエンジンが欲しくなるところだ。 ハンドリングも実用車らしくおっとり。ロック・ツー・ロック3.4回転というややスローなステアリングと相まってゆったりと向きを変える。ただ、頑張ったコーナリングを試みても、意外に頭が重い感じは無く、素直に向きを変えてくれるのは安心感がある。 乗り心地はおおむね良好。鋭い突き上げに対してはちょっとゴツゴツした感触を伴うものの、微小な入力のいなし方はなかなか見事でマイルドな乗り味だ。カタチからもっと実用車っぽい硬めの乗り心地を想像していたカングーだが、中身はまったくの乗用車。高い実用性と、フランス製のどことなくお洒落な雰囲気に価値を見出すなら、ファーストカーとしてもかなり魅力的な存在になると思う。
K7J:排気量1400cc・最高出力55kW/5500rpm(75ps/5500rpm)直列4気筒SOHC 8バルブ(マルチポイントインジェクション採用)。
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