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試乗レポート

マツダ アテンザ



走りとパッケージはミドルサルーンの新基準となりうる

レポート=石川芳雄 写真=高野公男  (2002年6月10日)

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概要 どんなクルマか?

昨年の東京モーターショーにも参考出品されていたマツダの新しいミドルサルーン、アテンザがようやく国内デビューを果たした。マツダは昨年一年間ニューモデルの投入がまったく無かったし、フォード傘下でプラットフォームの共用が図られる可能性もあって独自性が薄まって行くのではないか? と心配されたのだが、アテンザはシャシからエンジンに至るまで、すべてマツダがオリジナルで開発した完全なるブランニュー・モデルだ。しかも、新開発のエンジンは今後フォードグループの様々なクルマに搭載される事が決定している。つまり、フォードグループ内でマツダの存在感は確実に上がって来ているのだ。

アテンザは海外でマツダ6の名前で売られる世界戦略車でもある。生産は広島の防府工場で行われ、各国に輸出されるほか、アメリカのミシガン州でも現地生産が決定している。今後各国のミドルクラスサルーンと激しい争いを繰り広げる事になるため、開発に際してはライバルの研究を徹底的に行なったと言う。例えばパッケージングや居住性はVWパサート、運動性能はBMWの3シリーズやアウディA4などを凌ぐ事をテーマに開発されたわけで、その仕上がりぶりには期待が集まるところ。

ボディバリエーションは3つ。セダンは「セダン」。ワゴンは「スポーツワゴン」。そしてミドルクラスとしては珍しい5ドアハッチバックを「スポーツ」と呼ぶ。5ドアハッチは日本ではなかなか人気が出なかったので、現在このクラスにはほとんど無いが、ミニバンなどユーティリティカーが全盛の今なら勝算ありと、今回はアテンザにこのスポーツをフューチャリングモデルとしている。緩やかなリヤウインドーと短いリヤノッチはシャープな顔立ちにうまく調和しておりなかなか精悍だ。それだけにどのような評価を得るか興味が集まる。

スポーツワゴンは、アンダーボディに厚みを持たせ、リヤクオーターからテールエンドのウインドー面積を減らし、ワゴンにありがちな“重さ”を無くしているのが特徴。セダンは比較的コンサバだが、やはりウェッジシェイプで躍動感を表現しているのがマツダらしいポイントだ。いずれも“アスレティック”というデザインテーマを掲げ、スポーツマンがジャケットを羽織ったような内に秘めた筋肉をイメージしたそうだが、それがよく表れている魅力的なスタイリングだと思う。日本はサルーン人気が低迷しているが、それを盛り返してくれそうな予感すら抱かせる。

ボディサイズはスポーツで全長4670mm×全幅1780mm×全高1445mm。ワゴンは全長が20mmほど長いが他はボディによる差はほとんど無い。以前のマツダのミドルサルーンであるカペラと較べるとかなりの大型化で、特に幅が85mmも拡大されたのが目立つが、これは居住性と操縦安定性の2つの向上を同時にかなえるため。最近は国産車の幅も広がって来ているし、アテンザは筋肉質のスタイリングであまり大きく感じさせないからスンナリと馴染めると思う。

搭載エンジンは2000ccと2300ccの直列4気筒。後者は可変バルブタイミング機構やバランサーシャフトを内蔵したスポーツユニットだ。海外にはこの下に1800ccやディーゼルをラインアップする国があるが、日本は以上の2種類である。ミッションは今のところATのみで、ワゴンの4WDが5速、それ以外は4速となる。2300ccはレバーの前後操作で1速ずつ刻めるアクティブマチック付きだ。価格は価格はスポーツが200万円〜230万円。セダンが180万円〜236万円。スポーツワゴンが200万円〜230万円。車格/内容から考えて、かなりお手頃な設定といえる。


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マツダ アテンザ 写真拡大2 マツダファミリーの一員であることは立体的なファイブポイントグリルが主張。クリアレンズを採用したヘッドランプは新開発4気筒エンジンのシリンダーをモチーフにしている。

マツダ アテンザ 写真拡大3 フロントからリアへの流れは力強さとスピード感を演出するため、ホイールベースの間にボリュームを集中させ「アスレティック」をイメージしてデザインされている。

マツダ アテンザ 写真拡大4 リアも4つのシリンダーがモチーフとなったデザイン。マツダのスポーティーさを表現した伝統的な丸いパターンに現代的な解釈を与えてイメージされている。



さらに詳しく知りたい方は
 マツダ アテンザオフィシャルサイト
 マツダ アテンザの新車見積り(Autoc one
 マツダ アテンザの中古車検索(Goo-net
 マツダ アテンザの買取・査定(ガリバー
 マツダ アテンザの試乗レポート(carview





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