シボレー トレイルブレイザーLTZ
巨大なサイズの割に室内はさほど広くない。フレーム付きのボディ構造の上、ある程度のオフロード走破性も考慮してフロアは思いきり上がっている。したがってその分キャビン空間が圧縮されているのだ。曲面を多用しフェイシアの厚みもたっぷりと取っているインパネに囲まれたフロントシートはともかくとして、リヤはもう少し広くて良いと思う。シートの座面サイズは意外に小振りだし、足元空間も余裕はあまりない。もちろん狭苦しさを感じるほどではないが…。 乗降性も良好とは言い難い。とにかくフロアが高いのだ。これを解決すべく大きなサイドステップが設けられているが、横方向に飛び出している上、けっこう低い位置にあるため、高い地上高を過信していると引っ掛ける恐れもある。 インテリアはインパネ上のスイッチのレイアウトなど、少しづつ現代風になって来ていて、操作系が古式蒼然としていた以前のアメリカ車からは隔世の進歩を遂げた。しかしパネルの素材感はいかにもプラスチック然としたもので、国産や欧州車のような繊細さはあまりない。革張りのシートにしても然り。形状が丸っこくてイマイチ身体にフィットしにくい。まあ、こうしたおおらかな部分も含めてアメリカ車らしいとも言えるのだが。 ラゲッジルームはガラスハッチ付きのテールゲートなど使い勝手に工夫が見られるが、スペアタイヤを床下に吊っている関係もあってフロアが非常に高く、容積的には大きくない。トノカバーとフロアとの間隔に余裕が少ないから、ちょっとした大物を積むとトノカバーの使用は難しいだろう。リヤシートは左右7:3の分割可倒式。座面を前に引き起こして、背もたれを前倒しするダブルホールド式。フロアに多少角度が残るが、ほぼフラットになるし、倒す際にヘッドレストが自動的に折れるなど使いやすさも考えられている。
左右に分かれたツインコックピット風の造形を採用したインテリア。新しくデュアル・ゾーン(左右独立温度調整式)オート・エアコンディショナーを標準装備。
リアシートには専用のオーディオ・コントロールを装備。全席3点シートベルトを新設定。
リアのコンパートメントには24立方メートル以上の広いラゲッジスペースを確保した。
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