スズキ ワゴンRソリオ
背高ボディならではの高い実用性
レポート=石川芳雄 写真=高野公男 (2002年6月24日)
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背高ボディで軽自動車の勢力分布を一気に塗り替えてしまったのがワゴンR。スズキの歴史的大ヒット軽カーだ。660ccの世界でこれだけ好評なんだから、その小型車版も作ってみようという発想が起こるのは当然で、先代のワゴンRには“ワイド”という1000ccモデルが存在していた。そして、このワゴンRワイドは2代目へ進化した1999年にワゴンRプラスへと改名。さらに2000年11月のマイナーチェンジでワゴンRソリオに再び名を改め現在に至っている。 ワイドの時代はその名の通り軽のワゴンRのフロアを切り張りして拡幅していたのだが、プラスになった2代目からは新開発の小型車専用のプラットフォームを採用している。つまり小型車としてより本格的な作りになったわけだ。全長3545mm×全幅1620mm×全高1705mm(1.3WELL)という背高ボディを生かし、乗員を室内にアップライトに座らせる事で広々とした居住空間を実現すると共に、ワゴンR譲りの使いやすいシートアレンジ機能などで使い勝手も高めた小型ワゴンというのが、プラス改めソリオとなったこのクルマの特徴である。 ワゴンRソリオは1000ccエンジンに加えて1300ccエンジンもラインアップするが、排気量によってスタリングのイメージはかなり違っている。1000ccが丸みを帯びた柔和な表情なのに対し、1300ccの方はエアロパーツで武装し、マスクもアメ車のミニバンのようなグリル面積の大きい押し出しの強い物だったのである。ところが、御存知のように、ここのところ各社から1300cc前後のコンパクトカーが登場し、そのいずれもバカ売れ状態。そこでスズキは、もっと親しみ易いスタイリングの1300ccモデルを追加しようと考えた。それが今回のマイナーチェンジで登場した1.3WELLというグレードだ。 新グレードの追加以外にも、リヤシートにスライド機構が追加されたり、インパネのセンターパネルデザインを変更したりと、今回のマイナーチェンジで行われたリファインは多い。ミッションは全車コラムシフトの4速AT。駆動はFFの他フルタイム式の4WDもある。価格は1000ccFFの99万円から1300cc4WDの149万円まで。今回メインで試乗した1.3WELLはFFで113万円となっている。
シルバーで縁取られた大型上下2灯式ヘッドランプ。バンパーとフロントグリルも専用のデザイン。
背高ボディにをよりスマートな印象にする、新デザインの14インチアルミホイールを採用している。
高さも広さも扱いやすい設定のリアパネル。リアコンビネーションランプもクリアタイプで洗練されたデザインとなった。

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