ダイハツ コペン
走りも仕上げも軽離れした質感
レポート=石川芳雄 写真=高野公男 (2002年6月27日)
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以前はホンダのビートやスズキ・カプチーノなど、軽自動車の世界にも個性的な2座席のスポーツカーが存在していたのだが、この種のクルマは趣味的な要素が強く、価格も軽としては高めになる事から注目度は高いものの数はさほど売れず、短命に終わる事が多かった。したがってダイハツがこの時期にコペンを発売したのは大英断だと思う。 昨年の東京モーターショーに参考出品され注目を集めたコペンは、ダイハツとしては初、軽自動車全体を通しても久々の本格スポーツカー。お椀を伏せたようなユニークなフォルムが特徴の2シーター・オープンモデルだ。ちなみにこのクルマのルーフには2タイプあって、アクティブトップと呼ばれる仕様はスイッチ操作でアルミ製の屋根が2つ折りになってトランクに収納される電動式。軽自動車としてはかなり贅沢な機構だ。もうひとつはディタッチャブルトップ。これは文字通り手で脱着するタイプだが、樹脂製ルーフで軽量化してある。なお、ディタッチャブルトップの発売は少し遅れて9月になるという事だ。 ミラやムーブなどとプラットフォームを共用しているため駆動はFF。搭載エンジンは660ccの4気筒DOHCでターボをドッキングして64psを得ている。この4気筒はマックスなどにも搭載されているが、コペンでは新開発の小径ターボを採用することでレスポンスの向上を図っている。ミッションはレバーの前後操作で1速ずつ刻めるスーパーアクティブシフト付きの4速ATか5速MT。これがアクティブトップとディタッチャブルトップの両方にそれぞれ用意される。 面白いのは価格設定で、全車149.8万円の統一価格なのだ。それなら電動ルーフのアクティブトップがお買い得と感じるかも知れないが、ディタッチャブルトップは軽量ボディがもたらす鋭い走りをさらに際立たせようと、スペシャルチューンドサスペンションが標準装備される。つまり豪華&雰囲気派はアクティブトップ、走り派はディタッチャブルトップというキャラクター分けがなされているのである。
プロジェクター式ハロゲンヘッドランプをロービームに採用し、ハロゲンフォグランプも標準装備。
油圧機構を採用した電動開閉式のルーフ“アクティブトップ”は軽自動車では初の採用となる。
フロントかと間違えそうな個性的な表情のリアビュー。デュアルテールのマフラーエンドがスポーティー。

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