オペル ベクトラ
乗り味を一新させたオペルのミドルサルーン
レポート=石川芳雄 写真=高野公男 (2002年7月11日)
※コンテンツ内の写真画像をそれぞれクリックすると、拡大写真がご覧いただけます
ヴィータからオメガまでのフルライン体制を展開するオペルラインアップの中で、今回紹介するベクトラは上から2番目。日本ではアッパーミドルクラス、欧州ではC・Dセグメントと呼ばれるジャンルを担当するFFサルーンだ。各メーカーが最も力を入れるクラスゆえライバルは世界中に数多く、ドイツ車だけを見てもベンツのCクラスやBMWの3シリーズ、アウディA4などといったプレミアムブランドが目白押しだし、他にもVWパサート、フォードモンデオ、他国車ではジャガーのXタイプやマツダのアテンザ(欧州名マツダ6)なども競合車種と考えられる。 日本におけるオペルは、高級というよりも堅実な性能をバリューな価格で手に入れる事が出来る実用ブランドといったイメージが強いが、今回のベクトラにはそうした流れを少しずつ変えていこうという意気込みも感じられる。スタイリングは先代の曲面を多用した柔和なイメージから一転し、シャープな折れ線と張りのある面によって独特な存在感を漂わせる物となった。このデザイン・テイストは、近年のモーターショーにオぺルが展示しているコンセプトカーの流れを反映したもの。おそらく今後登場するオぺルのニューモデルはこの方向に統一されて行くはずだ。 欧州車を中心とするこのジャンルは、モデルを新しくする度にサイズを拡大する傾向にある。新型ベクトラもその例に漏れず、全長4610mm×全幅1800mm×全高1465mmとかなり大柄になった。ちなみにこれは先代に対し全長+110mm、全幅+90mm、全高は+40mmというサイズアップである。ここから生まれるサイズ的な余裕と、内外装の質感向上から一クラス上の車格感を持たせ、ひいてはブランド全体のイメージも少しずつ高級路線に振っていこうという戦略なのではないだろうか。ここのところやや苦戦気味のオぺルの中にあって、新型ベクトラはそうした期待を担っている重要なニューモデルなのだ。 搭載されるエンジンは今のところ直列4気筒の2200ccのみ。このパワーユニットはすでにアストラ・クーペなどにも搭載され日本上陸を果たしているが、新型ベクトラでは電子制御スロットルや5速のアクティブセレクト(ティップシフト付き)ATなどが組みあわされてフィールを一新している。グレードは標準モデルとプレミアムと呼ばれる豪華仕様の2種類。標準でもパワーシートやクルーズコントロールが標準と装備面の充実度は高い。プレミアムは17インチタイヤを履き、本革シートを採用するのが最も目立つ違いである。価格は標準が335万円、プレミアムが362万円となっている。
ラジエーターグリルはクロームメッキバーが入ってボンネットと一体化。ヘッドランプは垂直2灯式でクリアレンズを採用。
ホイールアーチはコンパクトにまとめられているが、立体的なデザイン。張りのある面によって独特な存在感を漂わせる物となった。
テールランプはサイドに回りこんだ立体的で視認性の良いデザイン。マフラーエンドはバンパー下に完全に隠れている。

オペル ベクトラの買取・査定( ガリバー)
|
 履歴はありません
 気になる車種は比較表に追加しておこう
|