トヨタ ヴォルツ
外観同様の軽快な走りが印象的
レポート=石川芳雄 写真=高野公男 (2002年8月29日)
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トヨタが8月20日に発表したヴォルツは、米国のゼネラルモーターズとトヨタの連携から生まれた新型車だ。アメリカでは依然としてSUV(スポーツ・ユーティリティ・ヴィークルの略、日本流にはオフロードタイプの4WD)の人気が高い。そこで、そうしたSUV的なデザインテイストを盛り込みつつ、軽快な走りやワゴン並みの機能性を併せ持たせた新種のクロスオーバーカーというわけである。似たようなジャンルとしてRAV4に代表されるライトクロカンと呼ばれる一群があるが、ヴォルツはそれよりもさらにオンロード志向で若向きといった印象の強いクルマだ。 ヴォルツはトヨタとGMが共同で企画とデザイン開発を行い、設計と評価実験などはトヨタが主に担当してこの世に生を受けた。生産はトヨタとGMの合弁会社であるカリフォルニアのニュー・ユナイテッド・モーター・マニュファクチャリングINC(NUMMI)で行われるから完全なる輸入車だが、このNUMMIはトヨタの生産方式を最初にアメリカに導入した工場で、GMがその生産効率を学ぼうと研修を盛んに行うほどだから、設計と生産に関してはほぼトヨタ・クオリティと考えて間違いない。これにアメリカっぽいアクの強い個性的なデザインが組み合わさったヴォルツは、トヨタとGMのコラボレーションが良いカタチで結実した一台と言っていいだろう。 ところで、ヴォルツというのは日本で売られるモデルの専用名で、北米ではGMがポンティアック・ヴァイブ、トヨタブランド製がマトリックスの名前で売られている。マトリックスはカナダの別工場で生産されるが、ヴォルツとヴァイブは前記したカリフォルニアNUMMIのラインにおける混流生産だ。ただ、日本のユーザーはクルマの仕上げに一際高いクオリティを求める事から、ヴォルツのみより厳しい品質検査(クオリティゲート)をくぐって出荷されている。先日、その工程を実際にアメリカで見学するチャンスに恵まれたが、そこで行われているチェックは非常に厳しい物だった。 ちなみに、ヴォルツのスリーサイズは全長4365mm×全幅1775mm×全高1605mm(4WDは1615mm)。長さはコンパクトセダン並みで、幅がやや広いというディメンジョンだ。プラットホームはカローラ系を使っており、搭載エンジンは1800ccで、標準的な132ps版(4WD用は125ps)と、可変バルブリフトで出力を190psまで高めた高出力版の2タイプが用意される。前者のエンジンを搭載するのはS、後者はZとグレード名が区別され、Zは2トーンカラーのボディをとなっているのが特徴だ。駆動は高出力版のZはFF専用、標準のSはFFと4WDの両方が用意される。価格は178.8万円〜205.2万円までとなっている。
開口部を大きくとったフロントグリル&アンダーボディを周回するクラディングパネルがアクティブなイメージ。
サイドウインドウはリアを低く落とし込み、ルーフレールとのコンビネーションでクーペの様にスポーティなシルエットデザイン。
アンダーガードのように切り返されたバンパーデザインなど、SUVのテイストはリアビューにも色濃く表現されている。

トヨタ ヴォルツの買取・査定( ガリバー)
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