マツダ アテンザ スポーツワゴン
ワゴン化された事が走りにマイナス要素として働いている事はまったく無い。リヤオーバーハングが20mm延長されてはいるが、ハンドリングは相変わらず素直で軽快だし、軽めで締ったタッチのステアフィールも気持ちいい。ワゴンにありがちなテールへビー感も極めて少なく、セダンやスポーツ同様のオンザレール感覚のコーナリングを楽しめる。唯一気になったのは、ロール軸がより路面と並行になった感じがする事。そのせいか攻め込むと内輪が浮き上がるような感覚は僅かながら増している。ただ、それが操縦性に決定的な違いを生んでいるような事はない。最終的にリヤは流れ出すが、そのレベルは非常に高いし、対処する時間的な余裕を残している点もセダン/スポーツと同じだ。 乗り心地などの快適性に関しても変化はほとんどない。ギャップを通過した時のブルンとした余韻は5ドアのスポーツよりもむしろ少なく感じたほどだった。ワゴン唯一のマイナス要素と感じられたのは、1200回転付近の極低回転域に少しだけキャビン内にこもり音が発生している事だけだ。 エンジンのお勧めは、やはりバランサーシャフトを内蔵した2300cc。2000ccは回転フィールや音がちょっと雑になり実用車っぽい雰囲気が強くなる。スポーティーな走りを所望するなら絶対に2300ccだ。このエンジンで唯一残念なのは、ATが4速である事。峠道の登りなどでは、ほとんど2速ホールド状態になってしまう。足腰が良く攻められるワゴンな上、4WDには5速ATが用意されている事を考えると、FFにもこれが欲しくなるのが人情と言う物だろう。
L3-VE:排気量2300cc・最高出力131kW/6500rpm(178ps/6500rpm)直列4気筒DOHC16バルブエンジン。
セダンやスポーツ同様のオンザレール感覚のコーナリングを楽しめる。
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