メルセデスベンツ Eクラス
より軽快な走りを手に入れた世界の定番高級サルーン
レポート=石川芳雄 写真=高野公男 (2002年9月17日)
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メルセデスベンツはコンパクトなCクラスから大型&高級のSクラスまで、ラインアップの中核となるセダンを3タイプ有しているが、真ん中、つまりアッパーミドルクラスを受け持つEクラスこそ、クルマ社会に与える影響が最も強い世界の定番サルーンであると言える。本国のドイツを例に取るなら、タクシーからカンパニーカー(ある程度の役職がつくと会社から支給される“社用車”)まで需要の最も高いのがこのクラス。もちろん世界的にも最も馴染みのあるベンツと言えば、まずこのEクラスの名前が挙がるという定番高級サルーンだ。 1995年に登場した先代Eクラスは、異型丸目4灯のユニークなマスクで衝撃を与えたが、それも今やすっかり見慣れた顔となり、今回デビューした新型Eクラスにもディテールは変わっているものの継続して採用された。ボディサイズは全長は先代と同じ4820mmに維持しながら、全幅と全高を20mmずつ拡大してそれぞれ1820mm、1450mmとしている。若干大型化されたわけだが、全体のシェイプが引き締まったせいか先代よりややコンパクトに感じた。ちなみにこのボディはCd値0.26と空気抵抗も非常に少ない。 搭載エンジンは全部で3種類。出力向上の図られた2600cc(E240)と、3200cc(E320)のふたつはいずれもV型6気筒。この上に5000cc(E500)のV型8気筒を据えるといった展開だ。ミッションは全車ティップシフト機能付きの5速AT。これにも1〜2速からロックアップを行い燃費を向上させる改良が施されている。 グレード設定は基本的に1エンジン1モデル。E240は木目のウッディなインテリアを持っており、これが標準モデル。E320とE500はアバンギャルド仕様と言って、ブラック仕上の木目にアルミパネルを組み合わせたスポーティーなインテリアとなる。ちなみにハンドル位置は全車で左右のチョイスが可能だ。 メカニズム面で注目の空気バネと電子制御ダンパーによるエアマチックDC(デュアルコントロール)サスペンションはE500に標準装備、E320にオプション設定となている。価格はE240が605万円、E320が710万円、E500が870万円。なお、今回導入されたのはセダンのみ。ワゴンの導入はもう少し先になりそうな気配だ。
デザインが変更された楕円形ツインヘッドライトは、さらに角度が付けられ、スポーティーかつ特徴的なフロントビューとなった。
従来モデルのボディラインよりさらに発展し、ウェッジシェイプでクーペを彷彿とさせるサイドシルエットを与えられたNew E-CLASS。
曲面を取り入れた滑らかなデザインのリアビューはNew E-CLASSセダンの強烈な存在感を感じさせる。

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