ルノー アヴァンタイム
ユニークなミニバン型クーペ、ついに日本上陸
レポート=石川芳雄 写真=高野公男(2002年11月22日)
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フランス最大の自動車メーカーであるルノーは、ここのところモノスペース・カー(トランクの独立していないワンルーム形式のミニバンのようなボディ形態)の開発に非常に熱心だ。3列シートを備えた多人数乗用車だけでなく、広い空間を贅沢に使う高級サルーンなどを作っているのである。その代表的な一台であるアヴァンタイムが、この度正式に日本に導入される運びとなった。
このアヴァンタイムは、エスパスという高級ミニバンのプラットフォームを使って作られている。エスパスは今年のパリモーターショーで新型の4世代目が登場したので、このアヴァンタイムに使われるのは先代エスパス3のプラットフォームというわけだが、いずれにしろミニバンがベースなのだ。だからなのかアヴァンタイムのボディはミニバン風に全高1630mmとかなり背が高い。しかしドアは左右に巨大なサイズの物が一枚ずつあるだけ。しかも側面には屋根を支えるピラーさえも無い。つまり形態を分類すると3ドア(リヤゲートを1ドアと数えて)のピラーレス・ハードトップ・クーペとなる。
室内は2列シート。全長4660mm×全幅1835mmとサイズ的にはかなり大柄なクルマで、しかもラゲッジルームまでをひとつの空間として、そこから生まれた広い空間を4〜5人まででゆったり味わおうというまったく新しいタイプのクーペなのである。ミニバン全盛の日本にもこれだけ自由奔放なパッケージのクルマは無い。まったくフランス人はユニークな発想の持ち主と言えるだろう。
搭載エンジンは2946ccのV型6気筒。これを横置きに搭載し、フロントタイヤを駆動するFF車となっている。組み合わされるトランスミッションはマニュアルモード付きの5速AT。本革シートを標準装備としたかなり豪華な内容のクルマで、価格も500万円と高級車と呼ぶに相応しい。グレードは単一でハンドル位置は右のみ。4色のボディカラーが用意され、インテリアは外板色に応じて黒とベージュの2色が用意されている。
インパクトの強いV字型のデザインは、かなり個性的なフロントマスク。
形態を分類すると3ドアのピラーレス・ハードトップ・クーペだ。
ユニークなデザインを施したリアコンビネーションランプ。リアウインドウは半球面上の大型の物を採用。

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