トヨタ ハイラックス サーフ
乗り心地を画期的に向上させて新登場
レポート=石川芳雄 写真=高野公男(2002年11月27日)
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ハイラックスというピックアップトラックのリヤベッド(荷台)にFRP製のルーフを追加した事から始まったのがサーフ。現在ボディは一体式ルーフのワゴンに進化し、室内も2列シートの快適空間となっているが、ラダー式フレームの上にボディを載せるという車体構造は変わっていない。この構造はハードなオフロード走行にも耐えうる強靱さを持つのが強み。つまりサーフは本格的な悪路走破性も備えた4WDなのである。
ちなみに、このクルマの基本構造は先にデビューしたランドクルーザープラドと同じ。プラドが5人乗りのショートボディと、7人乗りのロングボディの2本立てなのに対し、サーフは5人乗り+広いラゲッジルームを持ち、ワゴン的に使えるのが強みだ。だから日本ではスノボなどのアウトドアスポーツを愛好する20〜30歳台の若者に人気がある。
また、サーフはアメリカでも若者の軽快な足として高い人気を得ている。生産量の70%が輸出されてるというのだから、メインマーケットはアメリカと言っても良い。今回のモデルチェンジでは、スタイリングを思い切って若向けのアグレッシブな雰囲気にし、ボディも本格3ナンバーサイズに大型化して来た。これもSUV人気全盛の北米の流行とニーズに合わせて来たものと考えられる。
搭載エンジンなどはプラドと全く同じ。ガソリンが2700ccの4気筒と3400ccのV6の2種類。前者は優ー低排ガス、後者は良ー排ガス認定をそれぞれ受けている。ディーゼルも3000cc4気筒のコモンレール式ターボを用意するが、これは東京・神奈川・大阪などの8都府県で施行されている厳しい排ガス規制に対応できておらず、その地域での登録が出来ない。
駆動方式はプラドと異なり、2WDモードを設けるパートタイム式。切り換えはインパネにあるロータリー式スイッチで行なう。ミッションは全車電子制御フレックスロックアップ付きの4速ATだ。プラドにあったアクティブTRC(エンジン出力や各輪のブレーキを精密に制御するトラクションコントロール)や、DAC(急勾配の下りでブレーキの自動制御を行なう機構)などは採用されないが、代りに前後の対角線上にあるダンパーを油圧経路でつなぎ、ノーズダイブやロールを抑制するXリアスというサスペンションシステムが採用されている。オン/オフ両方での運動性能向上を狙っているあたりがサーフならではといったところだ。価格は2WDモデルが232万円〜268万円。4WDモデルが256万円〜340万円までとなっている。
力強さを残しながらもスタイリッシュに生まれ変わったフロントのデザイン。
全長&ホイールベースはそれぞれ115mm拡大。クォーターピラーは幅広になった。
バックドアウインドウはリモートダウン機能付き。ワイヤレスリモートでの操作も可能。

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