プジョー 206Style
運転席にはシートリフターが備わるので、体格を問わず、好みのアイポイントが選べるのが嬉しい。さらに、どうやらペダル配置も微妙な改善は入ったようで、右ハンドルで従来いわれていたポジションの違和感や不具合(ペダルのオフセット、ブレーキペダルを踏むと右足がステアリングシャフトに触れる、など)が、ほとんど解消されているのも発見だった。
走りもごく軽快な印象だ。搭載される1・4Lエンジンは、カタログ上のスペックは55kW(74ps)/120Nm(12.2kg-m)と、驚くほどの数字ではない。しかし実際に走らせてみると、許容範囲まで小気味いい音質のエンジン音を聞かせながら、胸のすく回転フィールを披露してくれる。なので5速MT(シフトストロークが少々大きいのが残念)なら好みでエンジン回転を選びながら走らせることができるし、4速ATでも変速マナーは思い通りなので、軽快に走りまわることができる。
ロードノイズの侵入は、この点に気を配る新型車が増えた昨今の基準では、やや大きめ。ただしこれはタイヤ交換時など、メイクを選べばコントロールは可能なはずだ。乗り味は最近のプジョーの特徴で、低速でやや硬さを感じるものの、カーブの連続した山道などでは、しなやかで安定したストロークにより、気持ちよく走らせていられる。楽しげに毎日を過ごしたい……そんなユーザーのパーソナルカーとして最適なクルマだ。
排気量1300cc・最高出力55kW/5500rpm(74ps/5500rpm)直列4気筒SOHCエンジン。
ソフトなデザインのアルミホイールに175/65 R14タイヤの設定。
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