キャデラック CTS
一部のボディカラーにはベージュ系の明るいインテリアも用意されるようだが、今回試乗したモデルはいずれもエボニーと呼ばれるダーク系のインテリア。コクピットはなかなか精悍な雰囲気にまとめられていた。木目が使われるのはステアリングの上部リムとシフトノブの頭、それにドアのインナーハンドル程度と控えめ。クロームメッキ類はほとんどなく、豪華絢爛な過去のキャデラックのイメージとは一線を画するスポーティーな空間だ。
ただ、インテリアの質感に関してはまだまだやるべき事は多いと思う。例えばセンターコンソールはドライバー側に偏向しており操作性は良好だが、全体にプラスチック然としており高級感はあまり無い。メーターパネルも黒一色でフラット。機能重視という感じで華やかさが感じられないのだ。世界のプレミアムブランドと伍して行くには、この質感では辛いだろう。
フロントシートは厚手で立体感もあり、座り心地は悪くない。シート側にロールがマウントされるシートベルトもフィット感があっていい感じだ。ドアの内張は外観同様エッジの効いたデザインが施されているが、素材はパッドを持つソフトフェイシアなので肌触りも優しい。ただ見た目にその柔らかい質感が伝わって来ないのは残念。これはダッシュボードにも言える事だ。
後席は座面/床ともに低く、ややアップライトな着座姿勢。足元空間の余裕はあまり大きくないので、こうした姿勢で居住性を稼いでいるのだろう。着座位置が低いので開放感はあまり無いが、包まれ感が強く落ち着ける空間ではある。また、シート座面サイズやクッションはタップリしているので座り心地自体も良好だった。
トランクルームは限られたサイズのリッドで最大限の開口部を確保するため、リンク式のアウターヒンジを採用している。内部空間は奥行き、高さ、幅ともにゆったりしており実用性も高そうだ。ちなみにリヤシートは左右3:7の分割可倒式でトランクスルーも可能となっている。
厚手で立体感のある座り心地は悪くないシート。シート側にロールがマウントされたシートベルトもフィット感があっていい感じ。
インテリアにクロームメッキ類はほとんど使用されず、豪華絢爛な過去のキャデラックのイメージとは一線を画するスポーティーな空間。
シート座面サイズやクッションはタップリしていて座り心地も良好。
リヤシートは左右3:7の分割可倒式でトランクスルーも可能。内部空間はゆったりして実用性も高そう。

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