年初のデトロイトショーで市販モデルが正式にお披露目されたマツダRX−8。このクルマを日本の公道で走らせられる日がついにやって来た。思えばRX−8のここに至るまでの道のりは実に長かった。まず、99年の東京モーターショーに展示したRXーEVOLVで観音開き4ドアを持つ4シータースポーツというコンセプトを提示。以後車名をRX−8に変え、いくつかの国際モーターショーに出品する中でスタイリングや仕上げに磨きをかけて来たのだ。企画から製品化の流れをこれほど衆目にさらしたケースは珍しいかも知れない。
RX−8はマツダでなければ作りえなかったクルマだ。そうした自信があるからこそメーカー側も早くからそのコンセプトを明らかに出来たのである。最大の強みはロータリーエンジン。軽量コンパクトなロータリーはエンジンを車体の中央になるべく近づけて搭載する事が出来、しかもエンジンルームをコンパクトにし、キャビンを大きく取るといったパッケージングも可能になるのである。
全長4435mm×全幅1770mm×全高1340mm。RX−8のスリーサイズはあくまでもスポーツカー的に低くワイド。全長も現在のミドルセダンより若干コンパクトといったところにある。それでいながら、室内に添え物的ではないキチンと座れるリヤシートを持ち、しかも乗り降りもしやすいようにピラーレスの観音開き4ドアを採用している。
また、スポーツカーにとって車重の増加は何よりも大きな足かせとなるため、形状の合理化やアルミなどの部分採用により1310kgまでシェイプアップしている。これも大したものだ。
搭載されるエンジンは新世代のロータリーエンジンRENESIS。ターボなどによる過給は行わず、自然吸気で勝負している。出力は210psの標準仕様と、250psのハイパワー仕様の2タイプ。前車は5MTと4速AT(パドルシフト付き)が、後者には6MTがそれぞれ組み合わされる。
サスペンションは18インチタイヤを履くスポーツサスと、16インチタイヤのノーマルサスの2仕様を用意。250ps専用となるタイプSグレードは当然スポーツサスが標準。210psはノーマルサスとなるが、唯一AT専用のタイプEグレードのみスポーツサスをオプションで選べる。
価格は210psのベースモデルが5MT、ATともに240万円。210ps+ATのタイプEと、250ps6MTのタイプSが275万円となっている。