ホンダ インスパイア
今度のホンダ製上級セダンは新技術満載!
レポート=石川芳雄 写真=高野公男(2003年7月3日)
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ホンダのアッパーミドルセダンがインスパイア。この種のセダンは北米市場で特に良く売れるため、これまでインスパイアは兄弟車のセイバーと共にアメリカはオハイオで生産したものを輸入していた。しかし、6月18日に登場した新型は埼玉製作所で生産される国産車だ。インスパイアはアコードと共通部品が多いため、アコードを作る埼玉製作所で作ると効率が良い。それにアメリカの工場は北米版アコードが好調で生産キャパが一杯なのだそうだ。ちなみに今回からセイバーの名前は無くなり、インスパイア一本での勝負である。
新型のボディサイズは全長4805mm×全幅1820mm×全高1455mm。先代と較べると全長とホイールベースはやや短くなった代りに、全幅と全高が拡大された。スタイルは先代のロー&ワイドないかにもスポーツサルーンといった佇まいから、ちょっと実用セダンぽいものに。これは背が高くなりキャビンボリュームが増したのが原因だろう。ただ、シャープな顔立ちやサイドの躍動感あるキャラクターラインでスポーティーさの演出も忘れてはいない。この辺がいかにもホンダ製のアッパーミドルサルーンである。
搭載エンジンは250ps/6000rpm、30.2kg−m/5000rpmというパワースペックの3000ccのV型6気筒。先代は2500ccと3200ccの2つのV6があったが、これが3000ccに統合された。ただ、これだと以前は経済派が2500cc、走り派が3200ccと棲み分けられたのにそれが出来ない。そこで新型はこのV6に2000cc並みの燃費と、3000ccならではの高出力を両立する新技術を採用した。可変シリンダーシステムだ。アクセルを一定に保つ巡航走行時や、減速している時など、エンジンパワーを必要としない場面でV型6気筒の片バンクを停止、3気筒で運転することで燃料消費を抑えようというのである。
新技術はそれだけではない。追突事故を減らすよう危険性がある場合は警告を発し、それでも万一ぶつかってしまった時はダメージを減らせるように、シートベルトの弛みを取るE−プリテンショナーと、制動操作をクルマが行なうCMS(追突軽減ブレーキ)という機能が最上機種のアバンツァーレに採用されたのだ。ミリ波レーダーを使いクルマが前方を監視する事で実現したこの予防安全技術は、近年内外の各社が開発/採用を始めたプリクラッシュセーフティ技術のひとつだが、ブレーキのアクティブ制御まで行なうという点で、ホンダが一歩抜け出した感がある。
以上の内容で新型インスパイアの価格は、ベースモデルの30ELが270万円、中間グレードの30TLで295万円。前記した安全技術も標準装備するアバンツァーレが350万円となっている。ちなみに可変シリンダーシステムのエンジンは全車に採用されている。
フロントグリルには反射の美しいクロームメッキを採用。グリルのラインから始まるボンネットフードのボリュームに存在感がある。
サイドにはフロントからリアまで一直線に伸びたキャラクターラインが強いウエッジでスポーティー。
後方からの視認性に優れたインテグレーテッド・ハイマウント・ストップランプをトランクリッドに一体感を持たせて配置。

ホンダ インスパイアの買取・査定( ガリバー)
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