ルノー カングー
インテリアはシート表皮などが新しいが、基本的に従来型のよさを踏襲している。ドア部分はサイドシルこそやや高い(その代わり床が低い)が、乗降はしやすく、着座した際のタプッ! と心地いいシートは、前後とも同様だ。後席はクッション前後長が十分で、床から座面までの高さもたっぷり取ってあるので、大人でも快適な座り心地を提供してくれる。天井は相変わらず気持ちいい高さで、前席頭上の便利な棚(手前側の“縁”が垂直に立ててあり、置いた物がズリ落ちてくる心配なし)、後方左右頭上の物入れなど、シンプルな造りだが、どこもかしこも実用前提の装備だらけ……そんな感じだ。
そして走りも、より軽快感が増した。従来型の1400ccも回せば快活な走りをみせていたが、排気量アップ分の動力性能の余裕の上乗せは明らかで、街中であれば、2000rpm台程度でも、十分に交通の流れを上回る加速が得られる。また乗り心地も低速域でのしなやかさがより増したし、加速中に感じられたエンジン振動もより少なくなり、エンジン音の聞こえかたもボリュームが小さくなり、耳障りではないハミングが聞こえる……ようなフィーリング。
もちろんドッシリとした安定した乗り心地は相変わらずの魅力。ハンドリングも尖ったところがなく穏やかで馴染みやすい。ギミックこそ少ないが、実用前提で家族で使っても全員が快適でいられ、手軽に扱える、本物の道具(=ファミリーカー)だ。
K4M:排気量1600cc・最高出力70kW/5000rpm(95ps/5000rpm)直列4気筒DOHCエンジン。
14インチホイールには175/65R14 タイヤを標準装着。
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