トヨタ セルシオ
走りと安全性がより向上したトヨタの旗艦
レポート=石川芳雄 写真=高野公男(2003年9月8日)
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セルシオはトヨタの超高級サルーン。海外では高級チャンネルのレクサス(近い将来日本でも展開される)から同ブランドのトップモデルLS430として売られ、特にアメリカではベンツやBMWを相手に善戦している。このクルマの持つ快適な乗り心地と高い静粛性は世界の高級車メーカーがベンチマークとしているほどだ。
現行のセルシオは3代目で、デビューは00年の8月。今回のマイナーチェンジは3年ぶり行われるかなり大掛かりな内容となっている。変更点として目立つのはやはり外観。フロント回りは、ハリアーに続き採用されたハンドル操作に応じてヘッドライトの照射角を変えるインテリジェントAFSに伴いヘッドライトの形状が新しくなったほか、バンパー、ボンネットフード、フェンダーと金属部分のプレスまで変えている。リヤも同様にトランクリッドとコンビランプのデザインを手直ししている。金属のプレスを変更するというのはかなり大掛かりな事だ。
走りに関する部分では、これまで5速だったATがマニュアル風に使えるシーケンシャルシフトマチックの6速ATに進化した。また、足回りではショックアブソーバーをモノチューブ式に改めて減衰力の応答性を高めた他、タイヤをワンサイズインチアップ。さらにはステアリングやブレーキにフィールを向上させるための剛性アップを行なうなどキメ細かい改善が行われている。
また、安全装備の進化も大きなニュースで、前記したインテリジェントAFSのほか、レーダーで前方を監視し、衝突が避けられないとシートベルトを巻き上げブレーキを自動で掛ける新しいプリクラッシュセーフティを導入したり、前席乗員の膝の障害値を下げるニーエアバッグが新たに採用されている。以上の内容で価格は、ベースグレードA仕様565万円から、エアサス搭載のC仕様Fパッケージ・インテリアセレクションの750万円までとなっている。
ヘッドライトの照射角を変えるインテリジェントAFSを採用した新デザインのヘッドライト。
タイヤをワンサイズインチアップし、ボディカラーに5つの新色が加わった。
トランクリッドとリヤコンビネーションランプのデザインが変更され落ち着いた印象になった。
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