ホンダ ストリーム
快適性に配慮しながらより逞しい走りに
レポート=石川芳雄 写真=高野公男(2003年9月30日)
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2000年秋にホンダがデビューさせたストリームは、シビックのシャシをベースにキャビンに3列7人乗りを実現したコンパクトサイズのミニバンだ。5ナンバーサイズの多人数乗用車は他にも数多くあるが、現在はキャビンの大きなステップワゴン、ノア、セレナなどのワンボックスタイプか、あるいは操縦感覚が乗用車的なこのストリームタイプに人気が集まっている。最近はその下にモビリオなどのミニミニワゴンとも言うべき勢力も出て来てはいるが、動力性能や居住性の余裕を考えると、ファミリーカーとしてはストリームクラスは良い選択肢となる。
そんなわけでミニバン界に一ジャンルを創設した感のあるストリームだが、後発モデルの追い上げにもなかなかに厳しい。特に今年トヨタが発表したウィッシュは、スリーサイズがまったく同じで、ホイールベースのみ30mm大型化し後部座席の居住性と使い勝手を向上させるなど、まさにストリームにピタリと照準を合わせた刺客的存在。当のストリームは登場から3年が経過していた事もあって、販売面でも大きく水をあけられてしまった。クルマの出来にそれほど大きな差があるとは思えないのだが、やはりトヨタの販売力と新車効果は絶大なようだ。
そこで敢行されたのが、今回のストリームの大幅リファインである。予定されたマイナーチェンジではあるのだろうが、その変更項目は外装関係がドアとリヤフェンダー以外のボディ外板ほとんど。インテリアもメーターやセンターパネルの変更、前2列シートの新作。さらにサスペンションやグレードによってはボディ構造にまで手を加えるという大掛かりなものとなっている。シートアレンジやキャビンの広さを変更するようなところまでさすがにやっていないので、居住性に関しては大きな変化は無いが、フットワークを中心にホンダらしく走りをスポーティーに振ったのが、新型ストリームの特徴と言って良いだろう。
中でも注目なのは、オデッセイに追加され大人気グレードとなったアブソルートを、このストリームにも追加した事だ。このモデルはボディにも各所に補強が加えられており、優れた乗り心地と操縦安定性を両立させるのがテーマとなっている。エンジンは従来と同じく2000ccに5速AT(4WDは4速)、1700ccに4速ATの組み合わせである。走りのアブソルートはなぜか今のところ1700ccのみの展開。明らかに不自然なので、いずれもっとスポーツ性に特化した2000ccモデルが出るのかも知れない。というわけで価格はFF1700Gの160万円から、2000ccS・Sパッケージ4WDの228万円までとなっている。
フロント周りは3つのライトをひとつのハウジングに納めたヘッドライトやグリル/バンパー周り大幅にデザイン変更を受けた。
サイドシルエットはほとんど変わらないがヘッドライトやテールランプのデザイン変更も影響してリフレッシュされた印象だ。
リヤのルーフラインは空力も考慮に入れたエアロスポイラー形状となった。

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