スバル レガシィ3.0
走りの印象は、これはもうひとこと「実に心地いい!」である。
とくにいいのは、とにかく乗り味がなめらかであることだ。パワー/ドライブトレーン系の不快な振動とノイズが徹底的に潰され、遮断されているのが大きいが、低速から高速領域まで乗り心地はフラットでしっかりした安定ぶりなので、とにかく快適である。もちろん“フラット6”も、耳障りなノイズは一切発生しておらず、エンジン回転を上げるとメカニカルな音が聞こえてくるタイプ。
ただし設計段階で“音”は相当に神経質になったようで、そのレベルはかなり抑え気味。欲をいえば、エンジン音、室内に響く排気音など(共鳴して立つ音も含めて)、現状でも森本レオの声程度には心地いいが、城達也の声くらいの、身体に気持ちよく染みる(より響く)音質であってもいいと思う。走らせている際、五感でそんな風に“感じて”いたい気もする。性能自体は許容回転全域でスムースであり、アクセル操作に対するパワー/トルクの出方も十分。高速走行時の再加速でのレスポンスもなめらかで鋭い。こうした領域での余裕は3Lならではのアドバンテージだ。
それと6気筒搭載車ながら、ツーリングワゴン、B4ともにハンドリングは軽快といえる部類。決して過敏ではなく、ステアリングを切るとノーズがスムースにインを向いてくれる挙動の自然さはさすがレガシィだ。スポーティさが主軸の2L系に対し、気持ちのゆとりを味わわせてくれる貴重な存在。これからもその“キャラ”は、多角的に磨かれていくのだろうが、そのことが楽しみだ。
EZ30:排気量3000cc・最高出力184kW/6600rpm(250ps/6600rpm)水平対抗6気筒DOHC24バルブAVCS+ダイレクト可変バルブリフトエンジン。
専用のハイラスター塗装を施した17インチアルミホイールに215/45R17タイヤが装着される。
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