BMW 5シリーズ
フリゲート艦のような7シリーズで目が慣れたことを差し引いても、新型5シリーズの実車のスタイルは、最新のBMWらしくアヴァンギャルドではあるが、しかし7シリーズより目に馴染みやすい。無論、ヘッドランプは機能を形にしたから丸……といった、以前のBMWの考え方とはまるで違うデザインだが、21世紀を生き抜くためには(?)、このくらいの思いきりは必要なのかも。歌舞伎か何かの舞台化粧のようなヘッドランプも、このクルマのオーナーには、“新しいクルマに乗っている”と自覚できるためのディテールなのだろう。ちなみによく観察すればキャビン部分のデザインはごく普通で、遠い距離からこのクルマを眺めると、シルエットから不思議とちゃんと5シリーズに見える。
インテリアも最新のBMWのセンスでまとめられている。iDriveの大型8.8インチのカラーディスプレイがインパネ中央に備わるのは7シリーズ風だが、センターコンソールにシフトレバーが備わるのは、やはり安心する(7シリーズはこれがない)。例のiDriveは、8方向から4方向に操作が整理されたが、その分、各機能の階層が深くなり(増え)、これは慣れたとしても、操作がやや煩雑なのではないだろうか?
前席は、先代のE39より、いい意味での包まれ感が増し、心地いい。外観のイメージに反して、Aピラーもそれほど寝た印象はなく、圧迫感などは感じない。またオプションで、背もたれの“中折れ機構”がつくコンフォートシートが選べ、これは好みの姿勢が取れるのでなかなか快適だった。後席はシートサイズが十分で、背もたれがちょうど背中をうまく支えてくれるような形状なのがいい。無論、スペースもゆったりと取られている。
フロントシートは、先代のE39よりいい意味での包まれ感が増し、心地いい。
iDriveの大型8.8インチのカラーディスプレイがインパネ中央に備わるのは7シリーズ風。
リヤシートはサイズが十分で、背もたれがちょうど背中をうまく支えてくれるような形状。スペースもゆったりと取られている。
両脇には小物を収納できるトレーやネット、フラット面には荷物を留めるネットフックも用意されている。
BMW 5シリーズの 詳細
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