スズキ ワゴンR
とにかく広くなったのが今回のワゴンRの特徴だ。スッキリとしたストレートタイプのインパネのおかげで、特に足元周りの広々感は軽とは思えないほど。それに合わせて空調ユニットが小型化されたために、サイドウォークスルーもいっそうしやすくなっている。ちなみにこの空調ユニットは、室内容積が上がったために後席の人も快適に過ごせるようにと風量が上げられ、なおかつ静粛性が上がったために気になってしまう空調ファンの音を小さくするなど、かなりの工夫が凝らされているとのことだ。
さて、ドアを開けると、65mmほど前に広げられたAピラーのおかげで、フロントドアの開口スペースが大きくなり、45mmという低いサイドシルと、ちょっと高めの635mmのヒップポイントと合わせ、乗り降りがいっそうしやすくなっていることに感心。ミニスカートでもラクラク乗り降りできる。
運転席に腰を下ろすと、またフロントシートのスライド量の20mmアップとスライド調整のピッチの細かさのアップ、さらにワゴンRのFSと、RRにはチルトステアリングとシートリフターが装備されたために、従来よりもドライビングポジションが適切にとれるようになっていることにまた感心。これならばどんな体格の人でも適切なポジションが取れそうだ。オリジナルのワゴンRのNAモデルなどにシートリフターがついていないのが疑問に思えるかもしれないが、このリフターは15mm下がるという大きな体格の人に合わせたタイプなので、小柄な女性でも視界的に困ることはない。特にダッシュボードの前端が下げられたデザインが採用されているので、前方視界的にはマルチワゴンタイプのクルマの中ではピカイチと言っていいほどである。欲を言えばチルトステアリングは全車に欲しかったところだが、フロントシートベルトのショルダーアジャスターが軽には珍しく全車に標準装備となっているので、いつもシートベルトが首に掛かって悩まされている小柄な私にとっては、このストレスから解放されるだけでもかなり嬉しいところだ。私のポジションだとスイッチ類が少々遠めなのが気になったが、このスイッチ類はわかりやすくまとまっているのはとても使い勝手がイイと思う。
続いて後席だが、これもかなり広くなった。リアシートのスライド量が30mm増加されているために、人メインポジションに設定すると膝周りにかなり余裕がある。シートアレンジとの兼ね合いで、座面の長さは少々短めだが、背もたれの高さはかなりきちんと確保されているほう。5:5分割で前に倒すとほぼフラットになるなんていう芸当と持っているわりには、クッションの厚みもただの板という感じではなく、大人4人がきちんと座れる空間となっている。
そのラゲッジだが、荷室床面の段差が30mm小さくなり、また助手席の前倒し機構も2アクションでできるようになっため、より使い勝手が向上しており、自転車のような大物や長尺物もラクに積み込めるようになっている。総合的に室内を見ると、インテリア的には華美なところはないが、質感の向上とともに、使い勝手がより上げられたという感じだ。
フロントシートはスライド量の20mmアップと調整のピッチの細かさのアップ、グレードによってチルトステアリングとシートリフターが装備されている。
スッキリとしたストレートタイプのインパネのおかげで、特に足元周りの広々感は軽とは思えないほど。
広くなった後席。リアシートのスライド量が30mm増加されているために膝周りにかなり余裕があり、大人2人がきちんと座れる空間を確保している。
荷室床面の段差が30mm小さくなり、また助手席の前倒し機構も2アクションでできるようになっため、より使い勝手が向上している。

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