トヨタ シエンタ
まずは3列それぞれの座り心地から解説しよう。1列目の運転席は、身長172cmの僕がドライビングポジションを取った場合、シートリフターをいちばん下にセットしてもステアリングが少し低く感じた。ハンドルにはチルト機構も備わるが、これはコラム部分から上下に首を振るタイプなので上げた時にステアリングの角度が上を向いてしまって握りにくい。だから大柄な人はちょっと違和感を持つかも知れない。ただし運転席からの眺めはフロントフェンダーの峰が常に見えていて車両感覚がつかみやすかった。
2列目席は左右5:5の分割式ベンチシートだ。スライドは4段階に調節出来、最も後ろにセットした時の足元スペースはかなり広々としている。シート自体も大柄で座り心地は良い。ちなみにこの2列目席は、肩の部分にあるレバーを引くと座面が垂直に立ち上がり、そのまま片手操作で前方にスライド出来る。赤ちゃんを抱いたお母さんが使いやすいようにという配慮からだそうだが、こんなところにもトヨタが率先して取り入れているユニバーサルデザインが確認できる。
2列目をチップアップ&スライドさせた状態で乗り込んだ3列目もけっこう広い。さすがに2列目を最後位置にすると足元空間はミニマムとなるが、2ノッチほど前に出せば実用上十分な広さが得られる。左右分割式のシートは小振りだがヘッドレストを伸ばせば十分身体を預けられるし、座り心地も意外にソフトだ。また、1列目からひな壇式に座面が高くなっているため、前に向けての開放感があり狭苦しさも感じない。ここのところ出て来たミニミニバンの中では最も使える3列目席と言って良いだろう。
なお、サードシートの折畳みは背もたれを前倒しの後、座面ごと足元スペースに折り畳まれるファンカーゴの後席と同じ方式。シエンタの場合セカンドシートを一度前倒ししないと折り畳めないが、それぞれの操作が簡単なので、これなら積極的に利用しようという気になる。それに折り畳んだ時のラゲッジルームも広い。
インテリアは特別豪華ではないものの、色使いが明るくモダンで親しみ易い雰囲気だ。ヴィッツファミリーの一員のため、インパネはもちろんセンターメーター。これがマウントされるダッシュボードと、インパネ下面を濃にカラーを使い、中央を明るい色調とする事で横方向の広がり感を出している。操作系はメーター下のセンターパネルに集中レイアウト。インパネシフトの丸形の大きなベゼルがワンポイントとなっていてポップな感覚だ。
乗り降りのしやすさをも考慮されたシートは丸みを持たせたデザイン。
インテリアは特別豪華ではないものの、色使いが明るくモダンで親しみ易い雰囲気。
2列目は4段階にスライド調節可能で最も後ろにセットした時の足元スペースはかなり広々。3列目もけっこう広いし座り心地も意外にソフト。
サードシートは背もたれを前倒しの後、座面ごと足元スペースに折り畳まれる方式。セカンドシートも折り畳んだ時のラゲッジルームは広い。

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