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試乗レポート

キャデラック XLR



キャデラックの新フラッグシップは超高級ロードスター

レポート=石川芳雄 写真=高野公男(2004年1月26日)

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概要 どんなクルマか?

GMのキャデラックブランドは、高級車という事は世界中に知れ渡っているものの、これまでその製品造りがアメリカ市場主導で来ていたため、日本を始めとする他の諸外国ではあまりポピュラーな存在とは言えなかった。しかし、フォードはプレミアム・オートモーティブ・グループとしてジャガーやアストンマーチンなどの高級ブランドを手中にしているし、クライスラーもダイムラーと合併してメルセデスやマイバッハがすでにある。GMは世界最大の自動車メーカーであるにも関わらず、高級ブランドが手薄と言わざる得ない状況にあったのだ。

そこでGMは、自らが持つキャデラックを国際的な高級ブランドに育てようとしている。その第一弾として昨年登場したCTSは、欧州車風のしっかりした足腰を持つミドルスポーツセダンとなっていてずいぶんと驚かされたものだ。今回紹介するXLRは、そんなキャデラックがフラッグシップとして新たに設定した超高級ロードスター。ベンツのSLやジャガーのXK8などを直接のライバルとするオープン2シーターの極めて贅沢なスポーツモデルだ。

名前も新世代のキャデラックの流儀に倣ってアルファベット3文字のXLRと呼ばれるこのクルマ。個人的にはエルドラドなどの過去のペットネームを復活させて欲しかった気もするが、これも世界市場で認知度を高めるためなのだと言う。スタイリングはご覧のように、ステルス戦闘機をモチーフにしたというエッジの効いたもの。全長4520mm×全幅1850mmと2シーターとしてはかなりボリュームのあるサイズだが、強いウェッジシェイプのアンダーボディにコンパクトなキャビンが乗ったその佇まいはなかなか軽快でスポーティーだ。

ルーフとリヤウインドーはそれぞれ金属パネルとガラスで出来ており、センターコンソールのスイッチ操作でリヤデッキ内に折り畳んで収納されるリトラクタブル・ハードトップとなっている。可動部分が大きいためルーフの展開&収納にはそれぞれ30秒ほど必要とするが、ソフトトップに対しこの方式は屋根を閉じた状態では固定ルーフのクーペと同じ居住性が得られるのが魅力である。

搭載エンジンはノーススターと呼ばれる4564ccのV型8気筒。エンジンのみをフロントに配置し、リヤにドライバーシフトコントロール(マニュアルモード)を備える5速オートマチックトランスミッションを置くトランスアクスル方式のFR駆動だ。トランスアクスルは前後50:50の理想的な重量配分と、エンジン搭載高を抑えた事による低いノーズラインを実現している。走行性能を強く意識したこうしたパッケージングも、これまでのキャデラックには見られなかった物だ。以上の内容で価格は1150万円。オープン2シーターでこれだけの高額車種というのもキャデラックとしては初である。


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キャデラック XLR 写真拡大2 ステルス戦闘機をモチーフにしてエッジの効いたデザイン。2シーターでありながら全幅1850mmのボディと広いトレッドで、実に安定感のあるフォルム。

キャデラック XLR 写真拡大3 強いウェッジシェイプのアンダーボディにコンパクトなキャビンが乗ったその佇まいはなかなかスポーティー。

キャデラック XLR 写真拡大4 ルーフとリヤウインドーはセンターコンソールのスイッチ操作でリヤデッキ内に折り畳んで収納されるリトラクタブル・ハードトップ。



さらに詳しく知りたい方は
 キャデラック XLRカタログ
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 キャデラック XLRオフィシャルサイト
 キャデラック XLRの新車見積り(Autoc one
 キャデラック XLRの買取・査定(ガリバー





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