フォルクスワーゲン ゴルフ トゥーラン
走りはまず1600ccから試した。レッドゾーンは6500回転からで、そこまで引っ張るとさすがにちょっとうるさいものの、下のトルクがしっかり出ているので出足は軽やか。少なくとも一人で乗っている分には動力性能に不足は無い。VWの1600ccは元々けっこう無理の利くエンジンだし、今回のは直噴化で力感も増しているので普通に使うには十分という印象を受けた。
2000ccは更にトルクに余裕がありイキイキとした走りを見せる。多人数乗用や荷物を目一杯積むなど、フルロードで使う機会が多い人はやはりこちらだろう。レブリミットは同じく6500回転だが、そこまで回した時のノイズも1600ccより平穏だ。
組み合わされる6速ATは、普通に加速している分には滑らかだしギア比の配分なども適切だが、アクセルを一度戻して再び再加速などという事を試みると、ちょっと反応遅れを見せる事があった。日本の市街地走行では意外にこういう走り方になりがちなので、もう少し制御に繊細さと敏感さが欲しいところだ。
フットワークはさすがVWで、どっしりと地面に張り付いた感じでともかく安定感が高い。ステアリングを急に切り込んでも不安を感じさせるようなグラリとしたロールは起こらないし、コーナリング中にギャップに乗ってもサスがうまくストロークしてフラットな姿勢を保つ。しかも乗り心地はマイルドで快適だし、ロードノイズも巧みに抑えられており走りの質感が高い。ゴルフVのプラットホームの実力が垣間見える。
また、このプラットホームからVWもついに電動パワステの採用に踏みきったが、ラックモーター式でギア機構にも凝った物を採用しており、ありがちなフリクション感や軽さの変化が無く、実に自然に扱える。走りの性能に関してはさすがVW、安心して人に勧められる内容だった。
BAG:排気量1600cc・最高出力85kW/5800rpm(116ps/5800rpm)直列4気筒DOHCエンジン。
AXW:排気量2000cc・最高出力110kW/6000rpm(150ps/6000rpm)直列4気筒DOHCエンジン。
16インチホール(「E」はスチール・GLiはアルミ)に205/55 R16タイヤを装着。(写真は「E」)

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