ポルシェ カイエン
ポルシェが放つ初のSUVはフル5シーター/5ドアボディで登場!
レポート=石川芳雄 写真=高野公男(2004年4月8日)
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カイエンはスポーツカーメーカーとしてつとに有名なポルシェが放つ初のSUV。北米のSUV人気に応えての登場だが、ポルシェとしても2人乗り(911は一応4人乗りだが…)のスポーツカーばかりでは今後の発展性が見込めないという判断があったのは間違いない。実際のところ、初のフル5シーター/5ドアボディで登場したカイエンは、ガレージにすでに911を納めているユーザーを中心に高い人気を博している。家族で乗れるポルシェというのは、やはり大きな魅力だ。
基本骨格や駆動システムなどはVWのトゥアレグと共同開発ということで構造をシェアしているが、スタイリングはご覧のようにまったく異なるし、後輪のトルク配分を多めに設定してハンドリングに独自色を出すなどセッティングも違う。ターボと自然吸気が用意される4500ccのV8エンジンもカイエンだけの設定だ。また、昨年9月にトゥアレグにも搭載される3200ccのV6が加わり、エンジンは都合3タイプとなった。V6モデルは6MTで628万9500円(税込)と、ポルシェとしてはかなりのリーナブル価格だ。
搭載エンジンによってパワー感が異なるのは当然だが、トップモデルのカイエン・ターボの走りは、さすがポルシェと納得の動力性能を実現している。加速は0〜100km/h5.6秒のデータ通り車重を感じさせないシャープさだし、ブレーキもその速さに見合った強力な物が採用されている。ただし重いクルマを大パワーで駆動している事に違いは無いので、運転にはそれなりの自制心が求められるのも事実だ。
大きく重いクルマのわりに、コーナリング性能もイケる。この辺もポルシェの面目躍如たるところだろう。ただしスポーツカー系の反応が鋭くソリッドな乗り味とは異なり、カイエンの走りはタイヤと路面がどうコンタクトしているのかイマイチ伝わりにくい。つまり下界でどういう事が起こっているかは分からないけど、ともかくゴンゴン行ってしまう豪快さなのだ。
水深555mmの深さも踏破してしまう車高調節機能付きのエアサスペンションや、前後の駆動力配分を状況に応じて自動制御するPMT式フルタイム4WD(この辺の装備は全モデル共通)などによって悪路走破性も非常に高い。SUVと名乗るからにはすべての性能に手抜きは無いのもポルシェ流と言える。
室内は全幅1950mmというゆとりのサイズもあってスペース的にはタップリとしている。革とメタル調のトリムで構成されるインテリアもポルシェらしく派手な演出は無いものの質感の高さを味わわせる。
3本スポークデザインのマルチファンクション・ステアリングホイールは手を離さなくても、さまざまな機能を簡単に操作することができる優れもの。
前後の駆動力配分を状況に応じて自動制御するPMT式フルタイム4WD(この辺の装備は全モデル共通)などによって悪路走破性も非常に高い。
排気量4500cc・最高出力331kW/6000rpm(450ps/6000rpm)V型8気筒ツインターボエンジン。

ポルシェ カイエンの買取・査定( ガリバー)
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