ボルボ V50
インテリアの造りも基本的にセダンと同一。薄い板状のセンターコンソール「フリーフローティングセンタースタック」ももちろん変わらずに採用されているし、インパネ下面に構造物を置かず足への負傷を減らす配慮をしている点も踏襲されている。ドアに厚みを持たせたため横方向にややタイトで包まれ感の強いコクピット。クラスの標準と言える後席足元スペースなどパッケージにも変化は無し。がら〜んと広いタイプの居住性ではないが、ワゴンはロングルーフ化で頭上空間にも余裕が出ているし、シートもボルボらしいサイズで厚みがあり居心地は上々だ。
注目はラゲッジルームの広さだが、新型V50は全幅が1770mmと大きいものの、ボートシェイプといってボディの4隅を削り込んだスタイリングを採用しているため、V70のような容積最優先のパッケージにはなっていない。特に定員乗車時の荷室奥行きはあまり長くない。しかし開口部が四角く広く取れている上に、左右のタイヤハウス間の床もそこそこ広く取れているので、張り出しの大きいラゲッジカバーさえ外してしまえばスーツケースなどの大物の収納にも対応する。
リヤシートは左右6:4の分割ダブルホールド式でフラットな床面を拡張出来る。さらに助手席の背もたれも水平位置まで前倒し出来るので最大3mまでの長尺物も収納可能だ。折畳みの時にヘッドレストを取り外す必要があるなど、使い勝手の点ではV70に譲るが、拡張性をキチンと考えているあたりはさすがワゴンの経験の長いボルボならではだ。
ただし質感の方はもうひとつ。使われるカーペットの材質はV70に較べワンランク落ちるし、リヤゲートのヒンジも鋳造ではなく鉄板を折り曲げたプレス材が使われる。こういった部分の積み重ねが見栄えと質感を大きく左右するのだ。ボルボは日本ではプレミアムブランドとして受け入れられているのだから、ぜひこういう部分にも神経を使って欲しい。
北欧のスタッキングチェアからデザインインスピレーションを受けた「フリーフローティング・センターストック」は新型S40とV50に標準装備される。オーディオにはXC90において初導入されたドルビーサラウンドプロロジック■システムが採用された。
フロントシートはV40より高めに設定された為、より広いレッグルームを確保してある。また、運転席は8ウェイ・フロントパワーシートが装備。調節はドア側にある操作スイッチを使用する。内臓メモリーには3名分まで保存することが可能。
リアシートは6:4分割シート。リア・アームレストにはカップホルダーと小物入れがついている。足元、頭上の空間もゆったりしている。
最大1300リットル以上積載可能なラゲッジルーム。幅の広い四角い開口部は、荷物の積み下ろしが簡単なつくりになっている。リアシートと、助手席のシートバックを倒すと3m程の長尺物も積み込むことができる。

ボルボ V50の 詳細
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