ボルボ V50
V50も今回の試乗に供されたのは最もパワフルな220ps仕様のT-5だった。パワーフィールはセダンとほとんど変わらず、低回転からトルクフルで実用域のダイナミックな加速感が痛快。ハンドリングも剛性の高いボディ、正確な感触の電動油圧式パワステ、締まった足回りなどによりかなりスポーティーな味わいだ。
ハンドリングはセダンと若干異なり、操舵に対する応答性がほんの少しだけマイルドになっている。また、ブレーキングを残しながらハンドルを切り込んだり、旋回中にアクセルをオフにするなど意図的に前後の重量配分を崩した時の姿勢変化もいくぶん少なめ。乗り心地もやや重厚感がある。それでいてボディが重いような印象はまったく無く、十分軽快と言える走りを維持している。バランスはセダンよりむしろワゴンの方が好ましいと感じられたほどだ。
ところで、今回の国内試乗会には用意されなかったが、2.4と2.4iにも先にスペインの国際試乗会で乗っているので、その印象も付け加えておこう。140psの2.4はマニュアルミッションとの組みあわせだったので日本仕様の5速ATで乗るとまた印象が異なると思うが、低速域のトルクは十分なので実用上は十分なものの、高回転の伸びがちょっと物足りない。これはV50の運動性能が格段に高くなっているから感じる不満ではある。
やはり自然吸気エンジンのベストは2.4iの170ps仕様だろう。これなら高回転の伸びもそれなりに良好で、ギアトロニック(マニュアルシフト)との組みあわせでキビキビとスポーティーな身のこなしを堪能出来る。マニュアルシフトのレバーのタッチが固めでストロークも小さめという不満はあるが、ともかくV50はボルボのワゴンシリーズの中で最も軽快な走りが楽しめるクルマに仕上がっている。
B5254:排気量2521cc・最高出力162kW/5000rpm(220ps/5000rpm)水冷直列5気筒DOHCエンジン(インタークーラー付ターボチャジャー)
17インチアルミホイールに205/50R17タイヤを装着
ボルボ V50の 詳細
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